「無理じゃね?」ひとりでは大変だから、介護や家事を手伝ってほしいだけなのに<頑張り過ぎない介護>
欲しい言葉はそれではなくて……。
何もやらないうちから、即答しないでほしい……。
大して人に迷惑をかけていないと思っている行為でも、実は誰かのストレスになっていたりするのです……。
直腸脱のケアも、呼ばれるたびにやっていると、家事や食事のタイミングが難しくなってしまうので、時間を固定することにしました。やることを時間とともに書き出してみると、分刻みでかなりタイトなスケジュールだということがわかります。そこで、そのスケジュールを見せながら、夫や息子にも介護や家事の分担をお願いしたいと伝えますが、「無理じゃね?」とあっさり却下……。
分担といっても、直腸脱のケアをお願いしたいわけではなく、食事の配膳や片付けなど、そこまで時間がかからず特別なスキルも必要ないものをお願いしたいと思っているだけです。
今日や明日、劇的に変わると思っているわけでもなく、過度な期待をしているわけでもありません。