「娘が生まれて俺の人生は終わった」大切な物も友人も失った父親が辿り着いた<娘を愛する手段>とは?
主人公のパパはママと娘の香奈ちゃんとの3人暮らし。慣れない育児と仕事の両立に悪戦苦闘しながら毎日を過ごしていました。元々子どもが苦手だったパパは、娘が生まれたあとも育児に手いっぱいで、子育てを負担に感じ、娘をかわいいと思えないことに悩んでいました。
SNSに家族の写真を加工もせず投稿していたパパ。
たまたまパパのアカウントを見つけ怒ったママは、パパのスマートフォンを奪い取って強引にアカウントを削除しました。
その後、児童館で声をかけられた女性に、「身バレしないようにすればいいんじゃないですか?」と言われ、ハッとします。
SNSを通じて、ようやく香奈ちゃんと前向きに向き合えるような気がしていたパパ。
彼女の言葉に背中を押されるかのように、再び動き出して……?!
娘を愛す方法が「これ」だっただけ…
香奈ちゃんが生まれてから、好きなものをすべて捨てて、友人とのつながりも断ったパパ。
「一緒に過ごす時間が長くなれば、娘を『かわいい』と思えるようになるはず」
そう信じていましたが、思わぬ形で解決の糸口が見つかったようです。
「娘を愛すための方法がたまたまSNSだった。ただそれだけの話……」
暗い部屋の中、パパはこっそり新たなSNSアカウントを作り始めたのでした。
「SNSを活用する」という手段は、子どもと一対一で向き合うことが苦手なパパに適していたのかもしれません。
しかし、一度ママから反対されている以上、活用方法は十分に考えてから始める必要があります。
パパが香奈ちゃんとポジティブに向き合える方法を、お互いが納得したうえで試せるといいですね。
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著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち