くらし情報『「あの子、厚着させられてかわいそう」こちらを指さして会話する老夫婦。事情があった私は悔しくて…』

「あの子、厚着させられてかわいそう」こちらを指さして会話する老夫婦。事情があった私は悔しくて…

目次

・真夏日にパーカーを着ると言い張る娘
・私の娘はかわいそう?
・著者:吉川 みきな
「あの子、厚着させられてかわいそう」こちらを指さして会話する老夫婦。事情があった私は悔しくて…


ある夏の暑い日のお出かけ。道端ですれ違った高齢の夫婦が、こちらを指さして何やら話している様子。その会話が聴こえてきて、私はとても悔しい気持ちに……。

真夏日にパーカーを着ると言い張る娘

これは、娘が2歳のころのお話です。ある夏の日曜日、最高気温が20度後半ととても暑い日でしたが、娘が外に行く際に「パーカーを着る!」と譲りませんでした。私が「今日お外あっちっちだから、いらないよ。これ着たら、ふらふらになっちゃうかもよ」と説明しても、娘は譲らず……。

床に寝転がって泣き叫ぶ娘を見て、私は「まぁ薄手のパーカーだし、建物内に入ったらクーラーが効き過ぎて寒いこともあるから、いいか」と、娘にパーカーを着せて出かけることに。


私の娘はかわいそう?

家から駅まで向かう道を歩き、アスファルトからの跳ね返りが熱いので娘を抱っこしようとすると、これも拒否。パーカーを脱ぐことは、もちろん拒否。だんだん眠くなってきた娘がグズグズし出したところに、高齢の夫婦が反対側から歩いてきました。

高齢の夫婦の女性が、隣にいる男性に向かって「あれ見て。あの子、こんな暑い日にあんな格好させられてかわいそう。

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