マット・デイモン インタビュー イーストウッドへの信頼がもたらした生の物語
(Photo:cinemacafe.net)
ハリウッドの最高の演出家のひとり、クリント・イーストウッドと俳優として充実のときを迎えているマット・デイモン。『インビクタス/負けざる者たち』に続いて2人がタッグを組んだ『ヒア アフター』は死後の世界をテーマにしつつ、ここで描かれる物語、人々の姿は観る者に“死”ではなく“生”をそして希望を与えてくれる。マットが演じたのはかつて、霊能力者として活躍するも、死者と対話できるという自身の能力に疲れ、いまは静かに暮らすジョージ。決してアクティブではない、内なる思いを胸に秘めたこの男を彼はどのように演じたのか――?
昨年オスカー候補に名を連ねることになった『インビクタス』に続く、イーストウッドからのオファーが届き、最初に脚本を読んだときの感想、いや“喜び”をマットはこう語る。
「こんな作品に出られるなんて、本当に幸運だと思ったよ。クリントと一緒なら、僕はまず何でもやるけどね。彼はとにかく素晴らしい監督なんだ。それに、このストーリーはとても美しく、とてもよく書けた脚本だと思った。
とても興味深い役柄だし、これまでに僕が演じたどのキャラクターとも違っていたので、素晴らしいチャンスをもらったと思ったよ」。