『フォーチュンクッキー』『ガール・ウィズ・ニードル』ほか、世界を賑わす珠玉の新作モノクロ映画3選
第39回インディペンデント・スピリット賞でジョン・カサヴェテス賞を受賞した、モノクロ映画『フォーチュンクッキー』が6月27日(金)より公開。
モノクロ映画といえば、第91回アカデミー賞で外国語映画賞、監督賞、撮影賞を受賞した『ROMA/ローマ』(2018/アルフォンソ・キュアロン監督)や、「A24」製作の『ライトハウス』(2019/ロバート・エガース監督)、第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作『パリ13区』(21/ジャック・オーディアール監督)など、深い味わいを残す話題作の公開が近年相次いでいる。
日本では、第37回東京国際映画祭で3冠を獲得、アジア・フィルム・アワードで監督賞を受賞した『敵』(2023/吉田大八監督)がロングランヒットを記録したことも記憶に新しい。

『フォーチュンクッキー』© 2023 Fremont The Movie LLC
そこで今回は、5月~6月に相次ぐ珠玉の新作モノクロ映画3選を紹介。
北欧史上最も物議を醸した連続殺人事件を題材にした『ガール・ウィズ・ニードル』、社会風刺ヒューマン・エンターテインメント『ラ・コシーナ/厨房』、そして米フリーモントを舞台にフォーチュンクッキーから始まる出会いをユーモラスに描いた『フォーチュンクッキー』とモノクロームで綴られた3作品の注目ポイントに迫った。