斉藤由貴 20年以上前の大森監督の撮影手法に「うっとうしい!」といちゃもん?
(Photo:cinemacafe.net)
2月17日(木)、映画『世界のどこにでもある、場所』の試写会に監督の大森一樹と音楽のかしぶち哲郎(ムーンライダーズ)、そして、数々の大森作品でヒロインを演じてきた斉藤由貴が出席し、上映前にトークイベントが行われた。
動物園と遊園地が併設されたテーマパークで、詐欺の容疑者に警察にマーチバンドの楽団に…と様々な人々が入り乱れる群像劇で、現代の社会が抱える“心の病”が描かれる本作。10年ほど前の、監督の地元の遊園地が閉園したことをきっかけに、脚本を書き始めたという大森監督。「その閉園した遊園地で撮ろうと思ってたら、そこが使えなくなりまして…。10年ずっと温めてきた…というか棚の隅に置いといたんです。それが2年前にたまたま、何かできないかという話になって、こうして製作にいたりました」と完成までの奇妙な経緯を説明。かしぶちさんは完成した映画を「80年代からずっと一緒に仕事してきましたが、一番いいんじゃないですか」と絶賛。音楽については「僕も作曲に10年かけたかったけど、10日で作りました」と明かしたが、監督は「撮影も10日間。
構想10年で撮影10日です」