『マイ・バック・ページ』山下監督があの青春映画の秘話披露 カエラや沢尻が…
(Photo:cinemacafe.net)
多くの映画ファンに惜しまれつつ、閉館が決まったミニシアターの雄・渋谷シネセゾンにて2月23日(水)、同館で大ヒットを記録した青春映画『リンダ リンダ リンダ』がクロージング特別上映された。上映前にはメガホンをとった山下敦弘監督がトークショーに登壇し、当時の思い出をはじめ、妻夫木聡&松山ケンイチ共演の最新作『マイ・バック・ページ』について語った。
『リンダ リンダ リンダ』は学園祭を前に空中分解寸前だった女子高生バンドが、ペ・ドゥナ演じる韓国人留学生をメインボーカルに招き入れ、人気バンド「ザ・ブルーハーツ」のカバーに挑む青春ストーリー。当時の山下監督にとっては、初のメジャー規模での映画製作で「ブルーハーツに特別思い入れがあったわけではないし、いまの女子高生がブルーハーツを歌って面白くなるのかな…って、気持ち的には乗らなかった」。そんな後ろ向きな(?)山下監督の背中を押したのは、先輩にあたる熊切和嘉監督からの「でも仕事来てないんでしょ?断る理由もないじゃん。俺なら撮るけど」という言葉だったのだとか。一方、山下監督も映画『ほえる犬は噛まない』で主演を務めたペ・ドゥナに興味があったといい、「ダメ元でプロデューサーに話をしたら、意外や意外『それいいですね』って。