中沢元紀、「あんぱん」千尋役で話題に!今年も夏ドラマに抜擢
現在放送中のNHK連続テレビ小説「あんぱん」が、劇中で終戦を迎えた。
「アンパンマン」を生み出したやなせたかしをモデルにした柳井嵩(北村匠海)に大きな影響を与える弟、千尋役で存在感を見せ、“国民の弟”と話題を呼んでいるのが中沢元紀だ。
第11週「軍隊は大きらい、だけど」の第54回は、北村とのほぼ2人芝居。海軍少尉となった千尋が嵩と久しぶりに再会し、激戦地に向かう前に本音を兄にぶつけるシーンは「全身全霊の演技」「圧倒された」と注目を集めた。
幼いころは病弱だったが柔道に打ち込み、たくましく成長。だが、「千尋、お前どうしちゃったんだ」と嵩に言われるほど、京都帝大で法を学ぶ学生が海軍に志願し、南方に向かう駆逐艦に乗り込むことを蕩々と話す姿に視聴者も驚きを隠せなかった。

「あんぱん」より(C)NHK
また、のぶ(今田美桜)に対する想いを初めて嵩に打ち明ける姿も強烈な印象を放っていた。
「何のために生まれて、何をして生きるか」。アニメ主題歌「アンパンマンのマーチ」の歌詞としても知られる、伯父・寛(竹野内豊)の言葉の重みを改めて嵩に突きつけたのも、ほかならぬ千尋だ。

「あんぱん」より(C)