ダニエル・クレイグ、短編映画で女装姿披露 ナレーションは『007』のMが担当
(Photo:cinemacafe.net)
この短編映画は性差別撤廃を目指す慈善グループ「Equals」が製作したもので、『キック・アス』のジェーン・ゴールドマンが脚本を執筆、『ノーウェアボーイひとりぼっちのあいつ』のサム・テイラー=ウッドがメガホンをとった。
ダニエルは『007』シリーズのジェームズ・ボンド役でおなじみだが、同シリーズでボンドの上司「M」を演じるジュディ・デンチが本作のナレーションを担当。Mがボンドに「私たちは平等。そうでしょう、007?」と語りかけ、男女間の賃金格差や妊娠出産後の女性が復職する難しさなど、ジェンダーの問題を次々に挙げていく。
やがてMはボンドに「女性を愛してやまないあなただけど、女性であるというのはどういうことか、考えたことはある?」と問いかける。スーツ姿のボンドはカメラの前から立ち去り、次に現われた彼はワンピースにハイヒール、ブロンドのウィッグをつけている。Mはさらにイギリス国内のドメスティック・バイオレンス被害女性の数などをあげ、最後に「私たちは平等かしら?答えがイエスになるまで、私たちは問いかけをやめません」と結ぶ。
「EQUALS」のスポークスウーマンは「女性の権利のための運動に男性が参加するのは大切なことです。前向きな変化のために男女共に活動することが我々の目指すことです」とダニエルの出演についてコメント。この短編映画は100回目の国際女性デーにあたる8日、イギリスの映画館で上映され、EQUALSの公式サイトでも公開中だ。
EQUALS公式サイト:http://www.weareequals.org/
(text:Yuki Tominaga)
© Splash/AFLO
■関連作品:
007/慰めの報酬 2009年1月17日、18日先行公開、1月24日より丸の内ルーブルほか全国にて公開
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