溝端淳平×大野いと インタビュー 映画の役柄さながらに恋愛指導?
(Photo:cinemacafe.net)
「ちょっとひねくれたところはヨウと一緒」(溝端さん)
いまや揃ってインタビューに応じる姿も様になっている溝端さんと大野さん。ところが、実は大野さんは筋金入りの人見知りだそうで、「最初は目も合わせてくれなくて…」と溝端さんがふり返る。では、目も合わせられなかった大野さんの心中はと言うと、「ずっとテレビや雑誌で見ていた方だったので…、“本物だ!”と(笑)。だからこそ緊張したんですが、よく喋りかけてくださったので嬉しかったです。撮影の4分の3が過ぎた頃には打ち解けられたんじゃないかな」だそう。
愛らしさいっぱいの雰囲気を放ちながら素直な気持ちを語る大野さんだが、ここですかさず溝端さんから「4分の3!?そんなに遅かったの?」と鋭いツッコミが。ショックを隠せない溝端さんに対し、「ハイ。
でも、その頃には目も合わせられるようになりました」と無邪気に言い切る大野さん。「そもそもいまは打ち解けてくれているの?」と疑いの眼差しをじーっと向けずにはいられない溝端さんから目をそらす様子もなく、とりあえずアイコンタクトは完璧になった2人…だ。
そんな初対面秘話があったとは思えないほど、劇中の2人は楽しいラブコメ世界の住人として軽快なやりとりを披露している。それぞれの役にもハマっているが、溝端さんはクールで陰のあるヨウを演じるにあたり、「自分で大丈夫かな?」と思ったそう。
「僕自身の場合、“黙っていれば格好いい”とは言ってもらえるんですけど…。“喋ると残念”とも言われますし、格好いい男性として扱われるよりは友達感覚で扱われる方が多いです。トレンディ俳優ならぬ、フレンドリー俳優なので(笑)。でも、親しみやすいと言ってもらえる方が僕としては嬉しい。
誰に対しても正直な態度で接しているつもりですし、周りからすれば、僕はつかみやすい人間なんだと思います。ただし、そうは言っても天邪鬼な面もありますよ。褒められると自分を落としたくなるし、落とされると『そんなことない!』と思う。悪ガキ精神が残っているし、逆境も好きだから、人からダメだと言われたことはやりたくなりますね。ちょっとひねくれたところはヨウと一緒だと思います」。
素敵な出会いを夢見る大野さんに溝端さんが恋愛指南!
この自己分析を受け、「うちのお母さんは、『溝端さんは明るくていい方のはずよ』と言っていました」と大野さん。いつの間にか共演相手の母の心もつかんでいたことを知った溝端さんは「いとちゃん。それ、もっと強調して言って!4分の3が過ぎる前に言って!(笑)」と声を大にしながらも嬉しそう。
一方、「とにかく元気いっぱいに、台詞を一生懸命言うこと」を心掛けながら恋愛初心者の晴菜を演じたという大野さんは、4月から実生活でも高校生に。自分と同じ状況の晴菜に共感を抱いたようで、「私も高校生になったらデートをしてみたい。ただ、『絶対に素敵な相手を見つけてやろう!』って気合いだけはあるんですけど、できないような気がして…」と気合い半分、不安半分。そんな大野さんに対し、恋愛の先輩(?)、溝端さんは「恋って、しようしようと思うとできなかったりもするからね。何も考えていない方が、ふと訪れるかもしれないよ。僕も『恋したいな』と思っているときよりは『仕事を頑張ろう』と思っているときの方が恋愛の調子がいい気がする(笑)」とアドバイス。「じゃあ、何も考えないようにします!」と熱心に耳を傾ける大野さんなのだった。
恋愛の師弟関係にあったヨウと晴菜は、徐々に互いを意識し合う仲に。
「出来上がった作品を観たときは、特に最初と最後をきちんと観られなかったです。だって、最初は自分がど〜んと出てくるし、最後はラブシーンだから…」と大野さんが語るように、クライマックスにはキスシーンも。撮影の際は「撮る1時間くらい前が緊張のMAXでしたね。でも、始まってセットに入った頃にはフ〜ッと何かが抜けて行って。終わった途端にまた緊張が戻ってきました」と大野さん。溝端さんも「僕の方が緊張してたかもなあ。口数が異様に多かったですもん。僕、リラックスすると喋らなくなって、緊張すると口数が増えるんですよ。
いとちゃんを冷やかして自分は余裕を持とうとしていたんですけど、上手くいかなかったです(笑)。キスシーンなんて、緊張しないわけがないですからね。顔には出さないようにしていましたけど」と明かしてくれた。
ヨウと晴菜の“モテ”レッスンと恋の行方は本編をご覧いただくとし、最後に「ヨウが晴菜にしたように、もし自分が異性をプロデュースするとしたら?」という質問を投げかけてみた。
すると、まずは溝端さん。「ナチュラル美人になるようプロデュースしたいですね。“女は内面からだぞ!”って。普段の生活から徐々にレベルアップし、最後には自己プロデュースできる人間になってほしい。
結局は自分で応用できる力が大事だと思うんですよ」。
そして、大野さん。「“男友達を増やそう!”とアドバイスするところから始めたいです。前に溝端さんも言っていたんですけど、同性に好かれる人って異性にとっても魅力的だと思うんです。男友達に好かれるようになれば、女子からも魅力的に思われる人になるんじゃないかなって」。
さすがは素敵なラブコメを作り上げた2人だけに、それぞれ説得力のあるプロデュース計画を披露。晴菜のように、恋に恋するあなたは『高校デビュー』鑑賞と共にぜひ実践を!
(photo:Toru Hiraiwa/text:Hikaru Watanabe)
■関連作品:
高校デビュー 2011年4月1日より新宿バルト9、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開
© 2011『高校デビュー』製作委員会
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