南沙良&出口夏希、歓喜のコメント到着『万事快調』釜山国際映画祭に正式出品
「鎌倉殿の13人」「光る君へ」で好演を見せた南沙良と、『か「」く「」し「」ご「」と「』をはじめ話題作への出演が続く出口夏希がW主演を務める『万事快調<オール・グリーンズ>』が、第30回釜山国際映画祭のVision部門に正式出品。映画祭に登壇予定の南と出口、児山隆監督より喜びのコメントが到着した。
本作は、21歳の大学生によるユーモラスでオフ・ビートな文体が癖になる新時代の青春小説として、第28回松本清張賞を満場一致で受賞した波木銅による同名原作(文春文庫)を、『猿楽町で会いましょう』の児山監督が映画化。
未来が見えない町に暮らす秀美と美流紅たち。自分たちの夢をかなえるために、この町とおさらばするには、一攫千金を狙うしかない。彼女たちは、同好会「オール・グリーンズ」を結成し、禁断の課外活動を始める――。
1996年から始まり今年で30回目を迎える釜山国際映画祭は、これまでも数々の日本映画が栄えある賞を受賞し、アジアを代表する映画の祭典として毎年注目を集めている。
昨年は、『Cloud クラウド』(黒沢清監督)、『ナミビアの砂漠』(山中瑶子監督)、『ぼくのお日さま』(奥山大史監督)などの話題作が上映された。
今回、本作は、韓国・アジアの新しい才能の発掘を目的としたVision部門での上映となり、従来の映画祭の枠にとらわれない、多様なジャンルや表現形式の長編映画が対象。
朴秀美を演じる南は、「主演映画『万事快調<オール・グリーンズ>』が釜山国際映画祭に出品されることを、心から嬉しく、そして光栄に思います。この作品は、私にとっても思い入れの深い一本です。彼女たちの持つ力強さに救われながら、ひとつひとつのシーンを、キャスト、スタッフの皆さんと共に丁寧に紡ぎ上げました。先行してご覧いただく皆さまに、この物語がどのように届くのか、今からとても楽しみです」と、自身にとって特別な作品が海外で上映されることに喜びのコメント。
矢口美流紅役の出口は「スタッフの方々やキャストの方々の思いを日本を超えて届けられる事にとても嬉しい気持ちでいっぱいです。映画『万事快調<オール・グリーンズ>』は自分たちの境遇を変えようと奮闘する今を生きる痛快な女子高生達のお話ですが、少しでもこの作品の良さを伝えられたらと思っています」と語った。
また、釜山国際映画祭に正式招待の知らせを受け、飛び跳ねるほど喜んだという児山監督は、「向かい風を、まるで軽い冗談をかわすみたいに笑いながら駆け抜けていく彼女たちの姿は、きっと国境の向こうでも同じように最高にふざけていて、愉快で、そしてやっぱり万事快調なのだと思います。
あの屋上から始まった物語がどこまで届くのか、釜山でお会いできることを楽しみにしています!」と期待を込めた。
9月17日~9月26日まで開催される第30回釜山国際映画祭は、俳優イ・ビョンホンが開会式の司会を、閉会式の司会を俳優スヒョン(クローディア・キム)が務める。
『万事快調<オール・グリーンズ>』は2026年、公開。
(シネマカフェ編集部)
■関連作品:
万事快調<オール・グリーンズ> 2026年公開
©2026「万事快調」製作委員会
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