武田鉄矢、『豆富小僧』舞台挨拶で“金八先生”になって震災支援を訴え
(Photo:cinemacafe.net)
京極さんの「豆富小僧双六道中ふりだし」(角川文庫刊)を原作に、おっかさんを探す旅の中で現代日本に迷い込んだ、気弱な妖怪の豆富小僧が、自分にしかできないことを見つけ出していくさまを描く。
深田さんは「(自身が演じた)豆富ちゃんが本当にかわいくて!愛おしい存在です」と愛情たっぷりに語る。袖引き小僧を演じた小池さんは「見た目はかわいいですが、見た目と違って“長いものには巻かれろ”というところがあって、ずる賢いところも含めて好きです」とニヤリ。
檀さんは「いつか声優の仕事をしてみたいと思ってたので、お話をいただいたときは嬉しくて。ドキドキしながら楽しく収録しました」と笑顔で語り、「こういう時期で不安もあると思いますが、この時間だけは楽しんで、癒されてほしいです」と呼びかけた。
ガンコオヤジの見越し入道を演じた松平さんは「最近のお父様方は優しくて子供に気を遣っているようですが、時にガツンと言うことも必要です。世のお父様方にも観ていただければ」とアピールした。
平野さんは、京極さんのファンだそうで「学生時代に(原作を)読んでました。まさかこういう形で…」と緊張の面持ち。
震災発生後、コンサートなどでチャリティを続けてきた武田さんは「いまこそ、必要な言葉をここから探しましょう!政治の言葉には疲れましたし、TVの科学の言葉はよく分かりません。いま、ファンタジーの言葉が一番必要だと思います」と呼びかけた。さらに「3年B組金八先生」(TBS)の中から「世界全体が幸せにならないうちは、一個人の幸せはあり得ない」と金八先生ばりに熱く語った。
また、被災地のいわき市(福島県)を訪れたというはるなさんは「ニュースは原発ばかりですが、被災地ではものも瓦礫を取り除くボランティアも足りない。そんな中で、みんなで生きていこうという、強さや会話がありました。東京に戻って、会話やゆずり合いの心など、大切なものを忘れている気がしましたが、この映画には忘れてしまったものが詰まってます。
みんなで家族のように立ち上がって、頑張っていきましょう!」と呼びかけた。
原作者の京極さんは「豆富小僧は本当に役に立たないけど、役に立たないものがいいというお話です。つらいとき、悲しいときに一番、役に立つのは笑顔。妖怪は、笑顔を与えてくれる存在です。この時期に公開されることに感じるものがあります」としみじみと語った。
最後に深田さんは「豆富ちゃんが、いま自分にできることは何なのか?自分にしかできないことは何なのかを必死で考え、勇気ある行動をとります。みなさんが考えるきっかけになれば嬉しいです」と語り、舞台挨拶を締めくくった。
『豆富小僧』は4月29日(金・祝)より全国にて3D、2D同時公開。
特集「『豆富小僧』meetsシネカフェくんの冒険」
http://www.cinemacafe.net/ad/tofukozo/
■関連作品:
豆富小僧 2011年4月29日より全国にて公開
© 2011「豆富小僧」製作委員会
■関連記事:
松平健、家でもカミナリオヤジ?『豆富小僧』親子試写会で子育て語る
深キョンほかキャスト登壇予定『豆富小僧』完成披露試写会に20組40名様ご招待
Aqua Timez、クリスタル・ケイら豪華アーティストが『豆富小僧』挿入歌を担当!
間抜けな妖怪の冒険物語『豆富小僧』親子限定3D試写会に30組60名様ご招待
小池徹平が『豆富小僧』で声優初挑戦!大泉洋は死神?平野綾、檀れいも参戦