『ガザからの声』Episode2は、戦争の中でも歌い続ける現地ミュージシャンを追う「不正義に沈黙することは加担だ」
ガザでいまを生きる人々を捉えたドキュメンタリー作品『ガザからの声』は、2025年8月にEpisode1「アハマドの物語」の劇場公開・配信より始まったプロジェクト。この度、Episode2「ミュージシャン・アハマドのメッセージ」の公開・配信が決定。ポスタービジュアルと、劇中歌の「フリー・パレスチナ」MVが解禁となった。
戦火の中、音楽だけが希望だった。ミュージシャンであり、5人の子を持つ父親、アハマド・アブ=アムシャ。彼は戦争の始まりから、家族を守るために12度の避難を繰り返してきた。
いまはガザ市西部、無名戦士公園の難民キャンプで暮らしている。
それでも彼は、歌うことをやめない。
破壊された街の片隅で、子どもたちに音楽を教え、笑顔を取り戻す。頭上でドローンが鳴り響くと、その不気味な音さえもメロディに変えて歌う。
――恐怖を希望に変えるために。音楽で、戦争に抗うために。
2年にわたるこの戦争は、10月初旬にハマスとイスラエル間での停戦合意が報じられたが、停戦後も戦闘は収まっておらず、両者とも違反を指摘している状態。
「Episode1:アハマドの物語」に続き公開するのは、「Episode2:ミュージシャン・アハマドのメッセージ」。撮影は7月12日、「無名兵士公園」の避難民キャンプで生活するミュージシャン、アハマド・アブ=アムシャが子どもたちに音楽を教える様子を捉えた。
彼がギターを弾きながら歌う劇中歌「フリー・パレスチナ」の最後の歌詞は、「♪パレスチナを解放せよ!家はない」となっている。
アハマド・アブ=アムシャドは「世界中の芸術家たちへのメッセージは、不正義に沈黙することは加担だ。真実を語れ、命を失っても。すべての芸術家にパレスチナのために歌ってほしい」と語る。
また、停戦後のガザについても、破壊された商店街で知人とアラビアコーヒーを飲みながら「ネタニヤフが建てようとしている“人道都市”。本当の目的は強制移住だ」とも語った。
なお「エピソード3」では、9月9日にイスラエル軍によるガザ市全域避難命令を受け、多くの人が南部へ移動する様子を緊急に撮影。歩いて避難する子どもたちの声を聞いた。
今後、停戦後のガザの人たちの声を捉えた「エピソード4」を撮影する予定という。
アハマド・アブ=アムシャよりメッセージ
戦争の中でも歌い続けるこれは一種の抵抗だ。
歌い教え奏でることで
ほんの一瞬でも戦争の空気から俺たちを引き離してくれる。
世界中の芸術家たちへ俺からのメッセージ
不正義に沈黙することは加担だ。
「フリー・パレスチナ」MV公開
今回、劇中でアハマドが弾き語る「フリー・パレスチナ」のMVを制作。
哀愁漂うメロディーに力強い歌詞がのせられた、切なくもパワーを持つこの曲。
エピソード2の映像のみならず、エピソード1、そして未公開のエピソード3の映像を盛り込んだビデオに、パレスチナへの希望を込めている。
『ガザからの声』は、映画を配給し劇場公開するスピードでは遅い!という思いから始めた、ガザの映像制作会社アレフ・マルチメディアと共同で行っているプロジェクト。
ガザに住む人の視点で、ニュースやSNSで目にする短い映像ではなく、その向こう側にあるガザの人たちの声を伝えるプロジェクト。
現地での取材はアレフ・マルチメディアが担い、アップリンクが編集、配信、劇場公開を担当する。
映画館での劇場公開と同時に、英語・フランス語字幕版も併せて特設サイトで世界に向けて配信も行っている。
『ガザからの声Episode2「ミュージシャン・アハマドのメッセージ」』は10月31日(金)よりアップリンク吉祥寺・京都&オンラインにて同時公開。
(シネマカフェ編集部)
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