元の人生といまの人生、どちらを選ぶ?芳根京子×高橋海人『君の顔では泣けない』ファイナル予告編
芳根京子主演映画『君の顔では泣けない』のファイナルビジュアルと予告編が公開された。
本作は、君嶋彼方の小説が原作。ある日突然、誰かの体と入れ替わってしまう、数々の名作を世に送り出してきた入れ替わりもの。そこに、15年も入れ替わったままという独自の設定が加わり、新たな物語が完成した。
公開された映像は、夜のプールを前にした陸(芳根京子)とまなみ(高橋海人)のバックショットからスタートし、入れ替わったまま、その事実を誰にも明かすことなく歩んできた時間をふり返るように、15歳から30歳までの出来事が紡がれていく。
入れ替わった直後、本当の両親に「水村さんと僕の中身が入れ替わっているとかだったら、どうしますか?」と問うと、「生理的に受け付けられないかも」と残酷な言葉が返ってくる。帰り道を歩きながら、「このまま元に戻らなかったらどうしよう」と大きな不安に駆られていた高校1年生から、様々な時間を過ごしてきた2人。生みの親との別れに、息子として立ち会うことができなかった日、本当の弟・禄と、兄の友人として大切な記憶を共有した日、夢は叶うことはないと悟った日、新たにできた夫と子どもと過ごす、何気なくも幸せな日は、痛くて、大切だった。
そして30歳になり、元に戻る方法が分かったかもしれないという状況で、ふたりの感情は大きく揺らぐ。「今の俺たちが戻りたいって思うのって、身勝手なんじゃないかな」と言う陸に、「自分の本当の姿を取り戻すことのなにが悪いの?」とまなみ。最終的にどんな未来を選ぶのか、切なく、リアルな思いが溢れ出す映像となっている。
またビジュアルでも、それぞれが複雑な思いを抱える表情を見せ、「でも“僕”が生きるこの人生は」、「本当は“君”のものだからー」と、ふたつがひとつになって完成するコピーが添えられた。そして、プールで笑顔を見せる2人の姿も写し出された。
『君の顔では泣けない』は11月14日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。
※高橋海人の「高」は、正しくは「はしごだか」
(シネマカフェ編集部)
■関連作品:
君の顔では泣けない 2025年11月14日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開
©️2025「君の顔では泣けない」製作委員会