「粋だ」横浜流星“蔦重”、“あの女性”との再会に感動の声送られる…「べらぼう」最終話
大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」最終話が12月14日放送。蔦重とある女性との“再会”シーンに「粋だ」「ずっと本読んでてくれて嬉しい」などといった声が視聴者から届けられている。
江戸時代を舞台に日本のメディア産業、ポップカルチャーの礎を築いた“江戸のメディア王”蔦屋重三郎の波乱万丈の生涯を描いた本作。最終回には蔦屋重三郎=蔦重役の横浜流星はじめ、蔦重の妻・てい役の橋本愛。喜多川歌麿役の染谷将太。一橋治済と斎藤十郎兵衛に生田斗真(二役)。長谷川平蔵宣以役の中村隼人。松平定信役の井上祐貴。
鶴屋喜右衛門役の風間俊介。滝沢瑣吉(のちの曲亭馬琴)役の津田健次郎。十返舎一九役の井上芳雄。宿屋飯盛役の又吉直樹。次郎兵衛役の中村蒼。河屋市右衛門に高橋克実。ふじ役の飯島直子。りつ役の安達祐実らが出演。
九郎助稲荷役とナレーションを綾瀬はるかが担当した。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
最終回は店を再開した蔦重は写楽絵を出し続け、新たに和学の分野に手を広げたり本屋として精力的に動くが、ある日脚気に倒れてしまう。しかし自らの病すら商機に変え、政演(古川雄大)や重政(橋本淳)、南畝(桐谷健太)、喜三二(尾美としのり)ら仲間とともに作品を作り書を以って世を耕し続ける…というストーリーが展開。
冒頭で幽閉されることになった治済だが隙を見て逃走を計るも、雷に打たれ絶命。治済の替え玉となった十郎兵のもとにもその報がもたらされるのだが、そのシーンで十郎兵が江戸市中に現れていたことが明かされる。綾瀬のナレーションで過去の十郎兵登場シーンが映し出されると、これまで治済がお忍びで市中を偵察していたと思っていた視聴者から「楽しそうに街ブラしてたのは斎藤十郎兵衛さんだったの!?」「思わせぶりに出てきてた生田斗真にそんな仕掛けが……」「十郎兵衛ちょくちょく出てたって。
分かるかーーーっ!」などといった声が上がる。
その頃地方で黄表紙がブームとなっており、伊勢に赴いた際の当地の人々との会話からヒントを得た蔦重は江戸に戻ると、馬琴に“長い物語”を、また一九には“江戸にこだわらない”話を書くよう依頼するのだが、のちに馬琴は「南総里見八犬伝」を、一九は「道中膝栗毛」を生み出しており、このシーンにも「後のベストセラーの片鱗をばら撒きすぎだろこれ」「二人の大傑作は、ここから始まる」「長編黄表紙の話で馬琴先生と一九先生の道が出来始めた感じがあってワクワクした」などの反応が。すると馬琴、一九と話す蔦重のもとに長谷川から手紙が届く。呼ばれた先はあるかご屋で、長谷川はそこの女将が「本が好きな様でな」と話す。すると蔦重と長谷川の見つめる先に女将が姿を現し、その姿を見た蔦重は目を涙を浮かべながら嬉しそうな表情を浮かべ、瀬川(小芝風花)との回想シーンが流れる…。
視聴者には後ろ姿だけが見え、蔦重も遠目に見つめるだけの再会ではあったが「粋だ、背中と回想で瀬川だと」「いつも本を読んでいた瀬川が大好きだったから、ずっと本読んでてくれて嬉しい」「瀬川元気でいてくれてるなら良かった長谷川様も蔦重も良かったね…」といった感想が視聴者からSNSに届けられている。
(笠緒)