「映画館で観るべき映画」「人生ベスト」、映画『旅と日々』 リピーター続出＆英語字幕版上映へ！韓国でも大ヒットスタート

シム・ウンギョンを主演に、堤真一、河合優実らが出演した三宅唱監督最新作『旅と日々』がリピーター続出で国内興行収入1億円を突破。また、韓国公開でもインディペンデント／アートハウス映画興行収入1位、同週公開作品で最高の館アベレージを記録するなど大ヒットスタートを切っている。

つげ義春の「海辺の叙景」「ほんやら洞のべんさん」を原作にした本作。11月7日（金）より公開されると、12月13日（土）に国内興行収入1億円を突破し、ロングランヒットを記録。

SNSでは「映画館で観るべき映画だと思った」「人生ベスト」といった声があがり、大ヒット御礼トークイベントに参加したゲストの言葉をきっかけに繰り返し劇場に足を運ぶリピーターが増えていることもヒットを支えている。

さらに12月初旬には第47回ヨコハマ映画祭でベストテン第2位、撮影賞（月永雄太）、助演女優賞（河合優実）、最優秀新人賞（高田万作）と4部門で選出、作品への注目は一層高まっている。

海外映画ファンの注目受け、英語字幕版上映

海外では、ロカルノ国際映画祭での金豹賞〈グランプリ〉受賞を皮切りに、世界各国の映画祭や特集企画での上映が相次ぎ、すでに28か国での公開・上映が決定。

また、現地時間11月29日（土）から開催されたインドネシアの第20回ジョグジャカルタアジア映画祭では、会場は観客で埋め尽くされ、上映中の反応や笑いも大きく、現地の観客から高い支持を得た。

現地12月4日（木）～12月13日（土）にサウジアラビアで行われたRed Sea映画祭ではインターナショナル・コンペティション部門に選出されており、現地にて参加したプロデューサー陣のもとに「とても美しくて素晴らしい映画だった！」と多くの観客から注目。

また、現地12月3日（水）～17日（水）までギリシャで開催中の第14回アテネ・アヴァンギャルド映画祭ではオープニング作品に選出され、満席の会場にて監督からのメッセージを上映。

国際的な評価を背景に、海外映画ファンからの要望も高まっており、このたび東京・シネスイッチ銀座にて英語字幕版を12月19日（金）より上映することが決定した。

韓国公開に「テプン商事」キム・ミンハ、『グッドニュース』ホン・ギョンらが駆けつける

さらに、現地12月10日（水）からは韓国での劇場公開もスタート。インディペンデント／アートハウス映画興行収入1位、同週公開作品で最高の館アベレージを記録。公開5日間で観客動員数2万人を突破し、三宅監督作品で最高のスタートを記録した。

ソウルで行われたシム・ウンギョン、三宅監督による舞台挨拶付き上映のチケットは完売、「テプン商事」「パチンコ Pachinko」で知られる実力派俳優キム・ミンハが駆けつけ、さらに『君の声を聴かせて』やNetflix映画『グッドニュース』など話題作への出演が続く個性派俳優ホン・ギョンも「（『旅と日々』は）一度では足りないので二度観ました」と三宅監督との対談にて熱のこもった思いを語るなど、日本国内にとどまらず、大きな盛り上がりを見せている。

『旅と日々』は全国にて公開中。

※高田万作の「高」、正しくは「はしごだか」

（シネマカフェ編集部）

■関連作品:
旅と日々 2025年11月7日よりTOHOシネマズ シャンテ、テアトル新宿ほか全国にて公開
© 2025『旅と日々』製作委員会