『ズートピア2』のテーマは「パートナーシップ」 監督がジュディとニックの“前作とは違う”関係性を語る
ディズニー・アニメーション・スタジオ最新作『ズートピア2』。日本公開2週目のランキングでもNo.1の座を固守している本作のテーマについてバイロン・ハワード監督が語っている。
本作は『アナと雪の女王2』と並んでディズニー&ピクサー・アニメーション史上最速の10日間で国内興行収入40億円を突破し、先週末時点で国内動員301万5156人、国内興行収入42億8314万円に到達。
全世界でもアニメーション史上最速で興行収入10億ドル(日本円で約1558億円)を突破する特大ムーブメントとなっている。
本作のテーマについて、前作に続き監督を務めたバイロン・ハワードは「パートナーシップです」と説明。
「前作が“友だちになること”について語った映画だとするならば、今回の映画は、“その相手の新たな側面を学ぶこと”について語った映画です。それはちょうど、友だちになったばかりの相手とアパートをシェアして共同生活しながら、“ああ、この人は食器の後片付けはしない人なんだ”とか“ああ、この人は折り返し電話をかけてこない人なんだ”といったことを知りはじめるのに似ていますね。ジュディとニックも、互いの全く新しい側面を知りはじめているところなのです」。
また、バイロン監督は「ジュディとニックがお互いの内面に目を向け、何が相手を動かしているのかを知っていく必要があります。ニックは進んで自分の感情に触れようとするタイプの男ではありませんが、これまで誰にも言わなかったようなことをジュディに打ち明けるためには、自身の心を奥深くまで掘り下げなければなりません」とも語り、ジュディとニックに新たな試練が待ち受けていることも示唆する。
実際に本作では、ジュディとニックが自分の心と、そしてお互いの心と向き合うべき瞬間も描かれる。警察官として再びバディを組みさまざまな事件の捜査を進める2人だが、一見上手くいっているように見えて、実は問題も山積みだ。正式なバディを組んでまだ1週間で、お互いのことを深く知らぬがゆえに、ミッション中に大きな騒動を起こしてしまう。
その後、上司であるボゴ署長の命を受け、パートナー・セラピーに参加することとなった2人は、今の関係性を変えていくことができるのか。そしてその先、2人にどのような未来が待っているのか…。2人の物語を一早く鑑賞した観客たちは「ジュディとニックの関係性、尊すぎる」と熱狂。
「1番の感動は、口下手なニックがジュディに本音を言ってたこと。大切な人には、きちんと言葉で伝えないとな…」「深いテーマで色々と考えさせられた。大人にも響く作品だった」などと、本作に込められた深いメッセージ性に対しても、感動の声が広がっている。
『ズートピア2』は全国にて公開中。
(シネマカフェ編集部)
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ズートピア2 2025年12月5日より全国にて公開
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