『マーティ・シュプリーム』、6館限定公開スタート 1館当たり平均興収が2025年公開作&A24作品で歴代最高
ティモシー・シャラメが約6年にわたり密かに卓球の練習を重ね、役作りに挑んだ主演作『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』が、19日(現地時間)にロサンゼルスとニューヨークの限定6館で公開された。オープニング週末興行収入は87万5000ドルを記録し、1館当たりの平均興収は14万5993ドルに達した。この数字は、2025年公開作品の中で最高であるだけでなく、2016年以降に公開された全作品、さらにA24配給作品としても歴代最高記録となった。これまでの最高記録は、2016年公開の『ラ・ラ・ランド』が保持していたという。「Variety」誌が報じた。
本作は、世界卓球選手権で銅メダルを5度獲得した実在の卓球選手、マーティ・リーズマン(2012年死去)の人生に着想を得て描かれたドラマ。映画では、主人公マーティ・マウザーとして描かれ、ティモシー・シャラメがその役を演じている。監督・脚本はジョシュ・サフディが務めた。
25日の全米公開を控え、ティモシー・シャラメは、謎の覆面ラッパーEsDeeKidとコラボしたラップMVをSNSで公開し、それをA24がXでリポストした。以前から背格好や声が酷似していることから、「EsDeeKidはティモシー本人ではないか」との臆測が広がっていたが、今回の“共演”によって、そのうわさを否定した形となった。ラップの中でティモシー・シャラメは、「俺はティモシー・シャラメ。リラックスしながら1億ドルを稼ごうとしているところ」と野心を見せつつ、「彼女は10億ドル持ってるけどな」と交際中のカイリー・ジェンナーの存在を匂わせるなど、自虐とユーモアを交えて歌っている。また、ラップで本作にも触れているため、このMVはプロモーション活動の一環とみられる。
『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』は日本で2026年3月13日公開予定。
(賀来比呂美)
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マーティ・シュプリーム 世界をつかめ 2026年3月13日よりTOHO シネマズ 日比谷ほか全国にて公開
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