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マーティン・スコセッシ監督、盟友ロブ・ライナー監督を追悼「過去形で語らなければいけないのがつらい」

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マーティン・スコセッシ監督、盟友ロブ・ライナー監督を追悼「過去形で語らなければいけないのがつらい」


映画界の巨匠マーティン・スコセッシが、米紙「ニューヨーク・タイムズ」に寄稿し、12月14日(現地時間)に妻ミシェルとともに亡くなったロブ・ライナーに追悼のメッセージを送った。

「ロブ・ライナーも、奥さんのミシェルも、私の友だちでした。これからは、このことを過去形で語らなければならない。その事実が、私の悲しみをさらに深くします。しかし、どうしようもない」。そんな苦悩に満ちた言葉で、冒頭をつづっている。

続けてマーティン・スコセッシは1970年代初頭にロブ・ライナーと出会った当時について触れ、「ロブと一緒に過ごすようになって、すぐに意気投合した。お互いに自然な親近感があったんです。
彼はとても愉快で、ときに辛辣なほど鋭いユーモアもありました。でも、決して場を支配するようなタイプではなかった。抑制のない自由さで人生の一瞬一瞬を楽しみ、豪快に笑う人でした」と振り返っている。

2人はともにニューヨーク出身で、ハリウッドに進出した映画監督同士。長年にわたって連絡を取り合い、互いの作品を観続けてきたという。マーティン・スコセッシは自身の監督作『ウルフ・オブ・ウォールストリート』に、ロブ・ライナーを俳優として起用したこともあった。

文章の最後で、マーティン・スコセッシはロブ・ライナー夫妻に起きた出来事を受け入れられるようになるには、ただ時間が過ぎるのを待つしかないとしたうえで、「彼らが今も元気に生きている姿を思い描くことを、自分に許したい」と思いをつづった。

(賀来比呂美)

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