考察系のドラマに期待大! 2026年冬ドラマおすすめ作品をピックアップ
1月になると、2026年最初のクールとなる冬ドラマが一斉にスタートする。来期は、事件の真相を追う考察系の作品が多く顔を揃えているようだ。そこで今日は、ドラマニアな筆者が中でも注目のおすすめ作品をピックアップしてご紹介していこう。
オリジナル脚本から原作ありの大作まで――事件の真相を追う、考察系のドラマが豊作の予感
次の冬クールドラマには、HPに発表された謎めいたあらすじに、早くも考察が過熱しそうな空気を感じる作品がズラリ並んでいる。
まずは、鈴木亮平さんが一人二役という難しい役どころで主演をつとめるドラマ「リブート」(TBS系/日曜21時)だろう。
本作は、ある日突然、妻殺しの罪を着せられた平凡なパティシエ(鈴木)が、真犯人を捕まえるため、事件を捜査した悪徳刑事に“顔を変える=リブート(再起動)”を行う復讐物語。脚本を手掛けるのが、「TOKYO MER」「グランメゾン東京」などで知られる黒岩勉さんとあって、一体どんなダークヒーローに仕上がるのだろうか。その動向に期待が高まっている。
初回放送は1月18日(日)~。
ミステリーといえば、「再会~Silent Truth~」(テレビ朝日系/火曜21時)も忘れてはならない。
推理作家・横関大さんが紡ぐ江戸川乱歩賞受賞作の実写化作品。小学6年生の頃、仲良しの同級生たちがその手で “ある事件で使用された拳銃”を小学校の桜の木の下に埋めた。それから23年。刑事となった主人公の淳一(竹内涼真)は、その“拳銃”が引き金となる新たな事件へと巻き込まれることに…。初恋の相手でもある岩本万季子(井上真央)や当時の親友たち(瀬戸康史、渡辺大知)と、刑事×容疑者として再会を果たした淳一。時を経て辿り着く、衝撃の真実とは…?
「じゃあ、あんたが作ってみろよ」の竹内さんがガラッと違う主人公を演じる本作。
初回放送は1月13日(火)~。
また、激しい考察合戦が予想される注目作として、「夫に間違いありません」(カンテレ・フジテレビ系/月曜22時)にも触れておこう。
本作は、ある日突然消えた夫の遺体の誤認で受け取ってしまった保険金によって、人生の歯車が狂いはじめる主人公・朝比聖子(松下奈緒)の生活が蝕まれていく様子を描くヒューマンサスペンス。遺体の所持品とある身体的な特徴から、「夫に間違いありません」と認めたものの、その一年後、亡くなったはずの夫が目の前に現れて…。
共演に桜井ユキさん、宮沢氷魚さんらの登場も決定し、どんな展開を見せてくれるのかハラハラ・ドキドキの展開に注目が集まっている。初回放送は1月5日(月)~。
さらに、「リーガルハイ」、「コンフィデンスマンJP」などで知られるヒットメーカー・古沢良太さんが脚本を手掛ける「ラムネモンキー」(フジテレビ系/水曜22時)も、ちょっぴり複雑な設定に深読みが過熱中…!?
主演に反町隆史さん、大森南朋さん、津田健次郎さんという豪華トリオを迎えて、青春回収ヒューマンコメディだというが――。物語は、中学時代、映画研究部でカンフー映画制作に夢中だった三人が51歳で再会することに始まる。
少年時代を過ごした町の建設現場から見つかった人骨発見。昔話に花が咲く中、彼らはふと、中学時代憧れだった顧問の女性教師の記憶が曖昧になっていることに気づいて…。記憶のパズルが少しずつカチッとはまっていく爽快感がクセになりそうな一作。初回放送は1月14日(水)~。
最後に、角度の違う考察モノもひとつ。「マルモのおきて」で知られる脚本家・阿相クミコさん×黒麦はぢめさんがタッグを組んだことで話題の人気コミック「未来のムスコ~恋人いない歴10年の私に息子が降ってきた!」が大胆にも実写化決定!ドラマ「未来のムスコ」(TBS系/火曜22時)は、志田未来さん演じる夢も仕事も崖っぷちのアラサー女性のもとに“未来のムスコ”だと名乗る男の子が現れる、時を超えたラブストーリーだ。突如現れたムスコが母に知らせたのは、パパの名前が“まーくん”という曖昧な記憶だけ。
劇中にはそんな“まーくん候補”として塩野瑛久さん、小瀧望さん、兵頭功海さんの三人が登場するそうで…。
一体誰が父親なのか、予想が白熱しそうドラマとしてぜひお見知りおきを。初回放送は1月13日(火)~。
ラブコメ・アイドル育成・日韓共演・探偵ものなど、タイトルからして めちゃくちゃ“気になる”作品も続々登場!
今期は、とにかくタイトルが“気になる”作品も多い印象だ。そのひとつが、上白石萌歌さんと生田斗真さんがダブル主演をつとめることでも話題のドラマ「パンダより恋が苦手な私たち」(日本テレビ系/土曜21時)。本作は、瀬那和章さんによる人気小説を原作に、令和に生きる私たちが抱える悩みを“動物の求愛行動”から解決していく新感覚アカデミック・ラブコメディだ。仕事も恋も中途半端でなんとなくな毎日を送る雑誌編集者・柴田一葉は、ある日恋愛コラムの新企画で「恋を研究するスペシャリスト」を取材することになる。しかし、大学にいたのは人間の恋…ではなく、動物にしか興味がない変人動物学者・椎堂司だった!
そんな凸凹な二人が、こじれた人生を送る周りの人たちの人生を変えていく不思議な物語。初回放送は1月10日(土)~。
また、今期ひと際異彩を放っているのが、「DREAM STAGE」(TBS系/金曜22時)だろう。
日本ドラマの世界進出を目指して、3年越しの大規模プロジェクトが始動中…!?昨今、音楽シーンを席巻するK-POPの世界。その華やかなステージの裏で繰り広げられている熾烈な競争、頂点を目指す若者たちの熱い人間ドラマに迫る作品になっているという。
元・天才音楽プロデューサー役を演じるのは、中村倫也さん。「音楽業界追放」というどん底に落ちた彼が、落ちこぼれボーイズグループ・NAZE(ネイズ)に出会い、夢と人生を取り戻す物語とは一体どんなものなのか。初回放送は1月16日(金)~。
さらに、「キンパとおにぎり~恋するふたりは似ていてちがう~」(テレビ東京系/月曜23時6分~)も注目の一作。
かつて大学駅伝のエースだった長谷大河(赤楚衛二)は、アルバイトで始めた小料理屋での仕事に少しずつやりがいを感じ始めていた。
一方、アニメーションを学びに韓国から留学している大学院生のパク・リン(カン・ヘウォン)は、学生寮の退去を通知されてしまい…。ある日、お店を訪れたリンに大河がおにぎりを振る舞ったことをきっかけに、国籍や環境、文化の違いに戸惑いながらも、心惹かれ合っていくピュアラブストーリーとなっている。日韓のキャスト・スタッフの集結にワクワクが止まらない初回放送は1月12日(月)~。
最後は、松田龍平さんが主演をつとめるゆる~いドラマ「探偵さん、リュック開いてますよ」(テレビ朝日系/金曜23時15分~)。
田舎の温泉街を舞台に、探偵兼発明家・一ノ瀬洋輔に舞い込むちょっと奇妙な依頼を奇想天外な方法で解決するという、笑いあり涙ありの心が温まる新感覚ほっこりミステリーもぜひお楽しみに。初回放送は1月9日(金)~。
以上、2026年1月の新ドラマおすすめ作品まとめはいかがだっただろうか。初回視聴の参考にしていただけたら幸いだ。
(YUKI)