犬視点のホラー映画『GOOD BOY』の主演犬・インディがアストラ映画賞受賞 イーサン・ホーク、サリー・ホーキンスら退け「動物」として初の快挙
犬の視点で描いたホラー映画として注目を集めている『GOOD BOY』に出演した犬のインディが、2026年アストラ映画賞の「ホラーまたはスリラー作品部門」で最優秀演技賞を受賞し、話題となっている。
「アストラ映画賞」はハリウッド・クリエイティブ・アライアンスが主催する、以前は「ハリウッド批評家協会映画賞」と呼ばれていた映画賞。
インディが受賞した演技賞には『28年後…』のアルフィー・ウィリアムズ、『ブラックフォン2』のイーサン・ホーク、『トゥギャザー』のアリソン・ブリー、『Bring Her Back』(日本未公開)のサリー・ホーキンス、『コンパニオン』のソフィー・サッチャーといった、錚々たる面々がノミネートされていた。主要な映画賞で動物俳優が演技賞を受賞するのは、インディが初となる。
『GOOD BOY』は田舎の家に飼い主とともに引っ越してきた犬のインディが、家に漂う不吉な存在から飼い主を守ろうと奮闘する、というストーリーで、インディは監督を務めたベン・レオンバーグの愛犬(レトリバー)でもある。
映画内であげる苦しそうな鳴き声は実際にはボール遊び中に録音した音声だったり、大きな音は編集で後入れするなど、撮影はインディの快適さが最優先された。
代役なしで一役を演じるインディの負担を考慮し慎重に撮影されたため、制作には3年の歳月を要した。2025年のSXSW(サウス・バイ・サウスウエスト映画祭)でプレミア上映され、同映画祭では「最優秀犬演技賞(Howl of Fame)」を受賞している。
また、PETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)からは優秀映画賞を授与された。
今回の最優秀演技賞の受賞を受けて、ベン・レオンバーグ監督はインディを傍らに置きながら動画で「インディがこの賞を受賞したことはとても光栄」と喜びのコメントを寄せている。
『GOOD BOY』は日本公開未定。
(深山名生)