湯婆婆は理想的なCEO!?夏木マリが韓国のYouTube番組に出演、映画&舞台の『千と千尋の神隠し』裏話をトーク
夏木マリが韓国のYouTube番組「MMTG SHOW」に出演し、『千と千尋の神隠し』の舞台裏を語った。
「MMTG SHOW」はMCのジェジェが著名人へインタビューを行うコンテンツなどが展開される人気YouTube番組。過去には『バービー』のマーゴット・ロビーら、『ウィキッド 』のアリアナ・グランデら、さらに『国宝』の李相日監督などが出演した。
今回公開された映像は、今年の1月からソウル公演が始まった舞台版『千と千尋の神隠し』の話題からスタート。夏木は2001年に公開された映画『千と千尋の神隠し』と同様、湯婆婆と銭婆の2役を演じている。実際に舞台を見たというジェジェは興奮気味に夏木との会話を始めると、まずキャラクターたちが全て人の手で作られていたことを振り返った。これに対し夏木は、パペットと演技しなければならない演劇は初めてだったと言い、「最初は演技どころじゃなかった、パペットとの戦いでした」と語った。実際に夏木は湯婆婆の顎を動かすシーンがあり、重くて腱鞘炎になりかけたという。
またジェジェは、湯婆婆が経営する湯屋は現代人にとっては“理想的な職場”であり、湯婆婆も“理想的なCEO”だと再評価されていることを話題に挙げた。就職難の現代人から見ると、仕事を与えてくれたり、契約をしっかり結んでくれたりと感謝する面が多いというのだ。これを聞いた夏木は驚きながらも「よく考えるとホワイト企業なんですよ。ご飯ももらえるし、いいことやったら一本つけて。現場で困ったことがあると、(湯婆婆も)現場に行って戦うでしょ」とコメント。映画公開から約25年が経ち、当時子供だったファンも大人になって見方が変化していったことがわかる。
さらに、映画版での湯婆婆と銭婆の誕生秘話も語られた。宮崎駿は夏木に会うや否や湯婆婆のイメージを描き始め、その場で銭婆も同じ顔に決定したという。
また声優として録音する際、湯婆婆を“悪役”とイメージしてパターンを作っていったが、宮崎に「(スタジオジブリで言う鈴木敏夫のように)湯屋を守る、一生懸命仕事をしている湯婆婆でやってください」「悪役だと思わないで」と言われたというエピソードも披露した。
最後にミームにもなった韓国ドラマ「私の男の女」の1シーンを真似して演技してみるというコーナーも。インタビューはお互いに日本語と韓国語を交え、終始和やかな雰囲気で行われた。
2022年3月に帝国劇場にて開幕した舞台『千と千尋の神隠し』は人気を博し、2024年にロンドン、2025年に上海でも上演された。1月7日より韓国にて開幕した公演は、現在3月22日まで上演される予定となっている。
(伊藤万弥乃)