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長塚京三&黒崎煌代、濱口竜介監督最新作『急に具合が悪くなる』に出演 フランス語の台詞に挑戦

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長塚京三&黒崎煌代、濱口竜介監督最新作『急に具合が悪くなる』に出演 フランス語の台詞に挑戦


濱口竜介監督の最新作『急に具合が悪くなる』に長塚京三と黒崎煌代が出演していることがわかった。

がんの転移を経験しながら生き抜く哲学者と、臨床現場の調査を積み重ねた人類学者が交わした20通の往復書簡「急に具合が悪くなる」(宮野真生子・磯野真穂著/晶文社)を原作とする本作。フランス、日本、ドイツ、ベルギーの国際共同制作で、セザール賞主演女優賞を獲得しているヴィルジニー・エフィラと、トップモデルTAOとして世界で活躍し、『ウルヴァリン:SAMURAI』などハリウッド作品にも出演している岡本多緒の出演がすでに発表されていた。

今回明らかになった追加キャストである長塚京三は、真理(岡本多緒)が演出する舞台に出演する俳優・清宮吾朗を演じる。黒崎煌代は吾朗の孫である窪寺智樹を演じており、ふたりは主人公のマリー=ルー(ヴィルジニー・エフィラ)と真理を引き合わせる重要な役どころである。

長塚は脚本について「自由な想像力の奔流に圧倒され、しまいには感動」し、フランス語のセリフについては「初心に還って勉強し直しました。真面目だけが取り柄の学生で、ガリ勉は得意でしたから」と茶目っ気を交えながらチャレンジの過程を語った。

黒崎は脚本を読んで「現時点での自分史上最高で臨まなければ通用しない」と覚悟を口にし、映画は「間違いなく面白い映画になっている」と自信をのぞかせる。


濱口監督は現場での長塚について「謙虚で、熱心で、感動」したと感想を述べ、黒崎について「どの声も、動きも、名前の通りにきらめいている」と感じたとのこと。

「撮らせていただいて、とても幸せでした。早く多くの方にご覧いただきたいと気がはやります」とふたりの出演が映画に与えた影響をコメントに寄せた。

さらに、場面写真も初解禁。マリー=ルーと真理が夜のセーヌ川に並んで座る姿が捉えられている。

コメント全文

長塚京三
◎本作の脚本を読んで
あの原作がこのホン? あまりに自由な想像力の奔流に圧倒され、しまいには感動していました。吾朗役には、早くから私を想定して下さったようで、演技者としてこんな嬉しいことはありません、喜んでお受けしました。大量のフランス語パートが気懸りでしたが、日常のやり取りというより、もっぱら舞台上で俳優の口から発せられるセリフが主でしたので、初心に還って勉強し直しました。
真面目だけが取り柄の学生で、ガリ勉は得意でしたから。孫ほどの齢の助監督さん相手に、とても楽しい稽古でした。

◎濱口監督の演出について
ユニークな演出法として、ことさらミステリアスに取り沙汰されることも多いようですが、僕は濱口監督の演出は、古典的なまでにオーソドックスだと思っています。「原点回帰」というか、テクストに還るという大原則ですね。答えは既にテクストの中にある。役者は書かれたそのままを伝えればいい。ひたすらシンプルに、清澄に。(私の場合は)「熾火に薪をくべるように」と、イメージはひと夫々でしょうが。


◎撮影を終えて(完成への期待)
いろいろ楽しみが満載です。自分事で恐縮ですが、早く地のセリフと舞台上のセリフの機微を、聞き比べてみたい、とか。なんだか濱口組の「短期留学」から帰ったような気分です。

黒崎煌代
◎本作の脚本を読んで
圧倒されました。素晴らしすぎる脚本で、文字だけで既にとても心にくるものがありました。この脚本の世界に関わることができる幸せを感じると同時に、現時点での自分史上最高で臨まなければ通用しないことも読んだ瞬間に感じました。責任を持って智樹を演じるぞと改めて気合いを入れ直した瞬間でもありました。

◎濱口監督の演出について
魔法のような体験でした。
リハーサルが特に印象に残っています。監督が緻密に設計したリハーサルの流れに身を委ねていると、気づけばゴールの目前に立っているような。一見すると断片的に思えるリハーサル同士も、最終的には結びついていく。そんな不思議な体験に何度も静かな驚きを覚えました。濱口監督のリハーサルには、演出の精密さだけでなく、私たち役者への信頼が織り込まれていました。リハーサルの内容は詳しくは言えませんが、言える事があるとするならば、濱口監督からすべてを指示されたわけではない。かといって、すべてを委ねられていたわけでもない。ただ、監督と結んだ約束のようなものがありました。
私はその約束を守り続けることで、智樹を演じきる事ができました。

◎撮影を終えて(完成への期待)
初めての海外スタッフとの海外での撮影で、フランスの映画撮影文化と、日本の映画撮影文化の違いに驚く事もありましたが、根幹にある良い作品を作るという最も大事な部分が共通している事がとても嬉しく、感動しながら撮影に臨みました。ヴィルジニー・エフィラさん、岡本多緒さん、長塚京三さんに支えられ、濱口竜介監督に引っ張ってもらいながら撮影に臨みました。この面々にお世話になって、駄目になる方が難しいです。正直言って、自信満々です。間違いなく面白い映画になっていると思います。公開をお楽しみに。

濱口竜介監督
長塚京三さんはいつかお仕事をしたいと願っていた方であり、その機会を得られて心より嬉しく思いました。
これほどのキャリアがありながら、リハーサル時点から信じられないぐらい謙虚で、熱心で、感動してしまいました。

黒崎煌代さんとも一緒にたくさんリハーサルもしましたが、単純に人間として、とても好きになってしまいました。どの声も、動きも、名前の通りにきらめいているような、そんな印象を受けます。

お二人には祖父と孫を演じていただいたのですが、現場ではそれぞれの知性と誠実さがそのまま現れていて、どの瞬間も胸が震える思いで見ていました。撮らせていただいて、とても幸せでした。早く多くの方にご覧いただきたいと気がはやります。

『急に具合が悪くなる』は2026年、全国にて公開。

(シネマカフェ編集部)

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