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「虎に翼」出演の安川まり主演、DV被害者の苦悩と離婚後共同親権の問題点を描く『五月の雨』4月11日公開決定

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「虎に翼」出演の安川まり主演、DV被害者の苦悩と離婚後共同親権の問題点を描く『五月の雨』4月11日公開決定


安川まり主演の冨田玲央監督作品『五月の雨』が、4月11日(土)より全国順次公開されることが決定し、ポスタービジュアルと予告編が解禁された。

ひとり息子を持つ主婦・長谷川香織(安川まり)は、夫の直樹(巴山祐樹)からの精神的暴力に苦しんでいた。料理の味付けや外出時の服装など日常生活での些細な事柄へのダメ出し、謝っても理由の説明を求められ、問い詰められる日々。香織は夫の支配に精神のバランスを崩し、家を飛び出し、弁護士に救いを求める。

離婚調停は双方の主張の食い違いで平行線を辿るが3年を経て、ようやく離婚が成立する。ただ、夫が主張した「共同親権」を受け入れてしまう。離婚後も息子との面会や進学など、事あるごとに「共同親権」を盾に夫による精神的な支配は続いていた。追い詰められる香織はどこへ向かうのか…。


2024年5月17日、離婚後共同親権の導入を含む改正民法が成立し、2026年4月から離婚後共同親権制度が導入される。この改正案には多くのDV・虐待被害当事者や支援者が懸念の声を上げ、反対の署名は24万筆も寄せられた。DV被害者も勇気を出して雨の中、国会前のデモに集まったが、異例の早さで採決強行となった。

本作は、和光大学の熊上崇教授の呼びかけにより、DV・虐待被害者やその支援者が集まり、映像製作プロダクションと共に製作を開始。離婚後共同親権の問題点をドラマとドキュメンタリー交えて描き出し、社会に問いかける作品となっている。

主人公の長谷川香織を演じるのは、NHK連続テレビドラマ「虎に翼」で、夫のDVを裁判に訴え、権利を勝ち取る女性を演じた安川まり。本作で再び、DV被害者を演じている。監督は数多くのテレビ番組を手掛ける冨田玲央。
本作が映画監督デビューとなる。

離婚後共同親権導入後の未来をドラマで再現し、そして実際に離婚後に起きている凄惨な事件、DV被害当事者の声、弁護士への取材から離婚後共同親権の問題点を読み解いていく。

解禁されたポスタービジュアルでは、香織が夫からの電話に怯え、スマホを握り締めにコート姿で佇む後ろ姿が印象的に描き出されている。そこに「これはDV被害者の魂の叫び」という言葉が添えられ、本作が訴えかけるテーマがビビッドに伝わる。

予告編では、ドラマとドキュメンタリーを交えた本作の独特な手法が目を引き、離婚後共同親権の問題点が伝わるものとなっている。法政大学名誉教授・元総長の田中優子氏は「『五月の雨』を見ながら、幾度も呼吸が苦しくなり、動悸がした。恐怖感への身体的な反応である。つまり私にもその反応を起こした記憶があり、それが蘇ったということだ。
支配の怖さは、体験した人にしか分からないのかも知れない。(中略)その中での共同親権は、子どもの自己決定を妨げる。絶対に避けねばならない、と『五月の雨』を見て、あらためて思った」とコメント。

ジャーナリストの浜田敬子氏は「何かに怯えて暮らすということはどれほど心身を削られていくのだろう。大きな物音や大声、不機嫌な態度、家事育児の放棄・・この映画は直接ではない「見えない暴力」によるDVの深刻さとそれが理解されない社会、司法を描くと同時に、「共同親権」の問題を浮き彫りにしている」とコメントを寄せている。

『五月の雨』は4月11日(土)より新宿K’s cinemaほか全国にて順次公開。

(シネマカフェ編集部)

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