シネマカフェ的海外ドラマvol.197 “闘う女”ニキータを徹底解剖! 第1回
(Photo:cinemacafe.net)
アンヌ・パリロー演じる少女・ニキータが秘密組織の手によって殺し屋となり、ひとりの女性としての日常と殺し屋任務の狭間で揺れる姿を描いたフランス映画『ニキータ』。1991年の日本公開以来、根強い人気を誇る『ニキータ』(ご覧になっていない方はぜひ!)が、これまでもハリウッド映画としてリメイクされたり、多くの作品に影響を与えているのは誰もが知るところです。TVドラマ「NIKITA/ニキータ」は、そんなオリジナル版から発想を得た新生シリーズといったところ。組織に見出されたニキータが殺し屋となる設定は同じですが、その過程が描かれていたオリジナル版に対し、マギー・Q演じるニキータは殺し屋となった後、組織からの逃亡に成功した身。かつての自分を殺し屋に仕立て上げた組織に対し、ニキータが復讐を試みる後日談、と考えれば分かりやすいかもしれません。
このような大きな違いもあってか、“ニキータ”を名乗る作品と言えど、スタッフやキャストの間にオリジナル版を意識してのプレッシャーはさほどないようです。マギーに聞いてみました。
「ニキータを演じることに対するプレッシャーはないわ。今回のTVドラマでは、いままでは語られなかったニキータの将来が描かれているの。組織を抜けたニキータは、自分の人生を自分の手で初めてコントロールし、自分の人生を自分で歩み、どう生きていくかを自分で判断する。家庭の事情や組織、犯罪のコントロールから逃れてね。それこそがシリーズの魅力なのよ。私たちはニキータの世界を新たに作り出しているの」。
そもそも、オリジナル版のニキータは華奢で繊細な雰囲気でしたが、マギーのニキータは彼女自身の持ち味でもあるグラマラスボディが存分に生かされたセクシー美女。アクションも大得意のマギーが、タフな魅力を発揮しています。もちろん、そんなタフさの隙に垣間見える脆さも興味深いところ。「ニキータには少し悲しさがつきまとっているわよね。シーズン1の後半あたりからは、彼女の将来はさらに暗くなるわ。いままで知らなかった彼女のことや、オリジナルにはなかった過去の出来事がいろいろ明らかになるの。そんな彼女の新たな要素を生み出していくのが、私にとっても興味深いプロセスね。簡単なことではないけれど」とマギーも語っています。
次回は、マギーだからこそ生み出せたニキータ像、さらにはマギー自身のあれこれにも迫ります。
(text:Hikaru Watanabe)
「NIKITA/ニキータ<ファースト・シーズン>」
<放送>
海外ドラマ専門チャンネル AXNにて放送中【字幕版・吹替版】
<セル>
ブルーレイ&DVD vol.1(1話〜2話収録)
価格:各980円(税込)
発売中
DVD「コレクターズ・ボックス1」(5枚組・3話〜12話収録)
価格:9,800円(税込)
発売日:6月22日(水)
<レンタル>
DVD vol.1〜6(各巻2話収録)
レンタル中
公式サイト:nikita-tv.jp
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■関連作品:
NIKITA/ニキータ [海外TVドラマ]
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