ハ・ヨンス「日本で挑戦を続ける私自身と重なる」青柳翔&三河悠冴らと『ディッシュアップ』出演 6月公開
青柳翔、ハ・ヨンス、三河悠冴が出演、短編作品で独特な世界観を作り出してきた池本陽海監督の長編映画デビュー作『ディッシュアップ』が6月20日(土)新宿K’s cinemaでの公開が決定した。
3年前に父親を亡くし、お食事処「ゆりえ」を継いだ上原譲治。料理の腕は確かだが、客足が遠のいている現実を受け入れるしかなかった。
そこに韓国から和食を学びに来日したキム・ジュリが偶然やってくる。価値観の違いから衝突しつつも、徐々に心の距離が縮まっていく2人は店を盛り上げようと試行錯誤。キム・ジュリの奔放な魅力により、いつのまにか凝り固まっていた価値観からの解放を目指して奮闘する人々を描く。
自分の考えや感情を人に打ち明けられず、コミュニケーションにやや難ありの譲治役には、「劇団EXILE」で数々のドラマや映画に多数出演し、数々の俳優賞を受賞している青柳翔。
一方、あまりの奔放さに譲治から距離をとられるアルバイト、キム・ジュリを演じるのは、韓国で活躍し、日本に活動の拠点を移してからはNHK連続テレビ小説「虎に翼」で注目を集め、現在放送中のTBS金曜ドラマ「DREAM STAGE」にも出演するハ・ヨンス。
そして、そんな2人を見守るアルバイト・岩倉役には、黒沢清監督作「Cloud クラウド」や、コメディドラマ「探偵さん、リュック開いてますよ」などジャンル問わず活躍する三河悠冴。
メガホンをとった池本監督は、大阪芸術大学卒業制作の『BAD TRIP』(18)がカナザワ映画祭などの国内の映画祭で話題となり、その後、短編作品『猟果』がSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2023の短編部門で優秀賞を受賞するなど、独特な世界観を作り出してきた。
今回の劇場公開決定を受けて、青柳は「監督の独特なテンポやユーモアを楽しんでいただける作品になったと思います」とコメント。
ハ・ヨンスは「日本で挑戦を続ける私自身と重なる、和食を学ぶジュリの姿。演じながら、幸せや愛とは何かを自問しました」と語り、三河は「撮影を通して感じたのは、言葉よりも温度や香りが人の心を動かす瞬間があるということでした」とそれぞれが本作のもつ温かいメッセージ性について言及。
そして監督は「心がけたのは観た人のお腹をいっぱいにしよう、いっそ胸焼けするくらいの映画にしよう、ということです」と制作時を述懐。続けて「結果的に観たことのない映画が出来ましたし、初長編なのにどっかの巨匠の晩年のような作品になりました」と手応えを明かした。
また、劇場公開に先駆け、3月20日(金)には東京・菊川にあるカフェ併設のミニシアターStrangerにて完成披露舞台挨拶付き上映会を開催。
上映後には、池本監督の舞台挨拶が行われる予定。
コメント全文
青柳翔(主人公・譲治役)『ディッシュアップ』の公開を迎えられて、とても嬉しく思います。短期間での撮影ではありましたが、見てくださる皆様に監督の独特なテンポやユーモアを楽しんでいただける作品になったと思います。是非お楽しみに!
ハ・ヨンス(キム・ジュリ役)
日本で挑戦を続ける私自身と重なる、和食を学ぶジュリの姿。演じながら、幸せや愛とは何かを自問しました。
お金では買えない、素朴な日常にある大切なもの。池本監督の演出で描かれる心の機微を、ぜひスクリーンでご覧ください。
三河悠冴(岩倉役)
この作品は、料理という身近なものを通して、文化や価値観の違いを越えていく愛の物語....と一概には言えず、池本監督独自のユーモアで一体この登場人物たちはどこまでいくんだ!と見ながらずっとワクワクしてました。
撮影を通して感じたのは、言葉よりも温度や香りが人の心を動かす瞬間があるということでした。沢山の方に見て頂きたいです。
池本陽海(本作監督)
心がけたのは観た人のお腹をいっぱいにしよう、いっそ胸焼けするくらいの映画にしよう、ということです。
潰れかけた和食屋に韓国人の女性が働きに来る、というおおよそのオチも予測できるような内容ですが、今更このありふれた物語形式で楽しんでもらうにはどうすればいいか、それが今回の課題でした。
結果的に観たことのない映画が出来ましたし、初長編なのにどっかの巨匠の晩年のような作品になりました。
これほど好き勝手やらせてもらえて大変感謝です。
形式そのものを楽しんでもらえる映画になったんじゃないかと思います。
『ディッシュアップ』は6月20日(土)新宿K’s cinemaにて公開。
(シネマカフェ編集部)