切羽詰まったイ・ビョンホン“マンス”、慌てふためく本編映像『しあわせな選択』
巨匠パク・チャヌク監督と名優イ・ビョンホンが『JSA』以来25年ぶりの長編タッグを組んだ『しあわせな選択』から、イ・ビョンホンのコミカルな演技を捉えた本編映像が解禁となった。
25年間勤めた会社からある日突然解雇された主人公マンスが、再就職のために同じポジションを争う3人のライバルを消そうとするまさかの闘いを描いた本作。
センセーショナルなストーリーと、トラウマ級の衝撃的な映像表現が特徴ともいうべきパク・チャヌク監督の最新作だが、本作はブラックコメディに徹している。
主演は、かつて“韓流四天王”と呼ばれ、甘いルックスで日本の韓流ブームを築き上げたイ・ビョンホン。こちらもこれまでのイメージとは異なり、見事なコメディアンぶりを披露し話題となっている。
そんな本作から到着したのは、イ・ビョンホン扮する主人公マンスが真剣になればなるほど笑えてきてしまうユーモア溢れるシーンを切り取った本編映像。
マンスが“就活のため”1人目のターゲットに選んだボムモ(演:イ・ソンミン)とその妻・アラ(演:ヨム・ヘラン)とのバトルが切り取られている。
わずかな席しか残されていない製紙会社の職を得るため、どんなライバルが存在するのか調査し、業界歴が長く優秀なボムモに狙いを定めたマンスは、裏山から彼の家を偵察。
すると、急にボムモが現れ大慌て。覚悟を決め拳銃を握るも不慣れな殺しに大汗をかき、その汗が目に入ってもう大変。引き金を引こうとすると、妻のアラの声が聞こえ咄嗟に隠れようと無様に転げてしまう。
次の映像では、拳銃片手に鬼の形相で追いかけてくるアラから必死に逃げようとするマンスが切り取られる。
「う゛わあああああ」と情けない叫び声をあげ、手こずりながらもなんとか車を発進させ命からがら逃げだしたマンスだったが、スマホを確認すると「奥さん 不在着信10件」の文字。トドメにガソリンメーターはほぼ空を指しており「クソ!!」と渾身の悪態をつくシーンとなっている。
そんなイ・ビョンホンの姿を観ることができる本作。パク・チャヌク監督もこれまでの自身のスタイルとは異なる最新作に「私の映画だからといって訝しまず、安心して笑ってください」と観客にアドバイスを贈っている。
韓国のベテランが過去のイメージを打ち破る新たなエンターテインメントに挑戦している姿に日本の著名人たちも刺激を受けたようで、日本アカデミー賞にて最優秀作品賞ほか最多10部門に輝いた映画『国宝』の李相日監督は「踊らされていると知りつつも、振り切ってみせるイ・ビョンホンが醸す憐みに、おかしみと凄みが同居している」と絶賛。また、ドラマ「不適切にもほどがある」などの脚本家の宮藤官九郎は「やばい!面白過ぎる!!!かなり大胆に、コメディに振り切ったパク・チャヌク先輩の新作。つくづく頼もしい先輩!」と歓喜。
映画『新聞記者』の俳優シム・ウンギョンは「爆笑していたはずなのに、気づけば自分の口の中にも、マンスの抜け落ちた歯のような血の匂いが漂い、はっきりとした痛みが残っている」と、ブラックユーモアを表現し、同作の藤井道人監督も「パク・チャヌクの飽くなき映像表現に脱帽」と感服した様子だ。
『しあわせな選択』はTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開中。
(シネマカフェ編集部)
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しあわせな選択 2026年3月6日よりTOHO シネマズ 日比谷ほか全国にて公開
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