2011年7月8日 14:27
【ハリポタ 特別インタビュー2】アラン・リックマンが語るスネイプの孤独なる10年
(Photo:cinemacafe.net)
『ハリー・ポッター』シリーズにおいて最も謎に包まれた男――。それがセブルス・スネイプである。ハリーの両親と深からぬ因縁を持ち、ハリーを入学当初から目の敵にしているかと思えば、一方でその命を守ろうとすることも。反感を買いつつ、どこかで「実は良い男なのでは?」という期待を煽るキャラクターであったが、第6作ではそんな彼に誰よりも信を置いていたダンブルドアをハリーの目の前で殺害し、ヴォルデモート陣営へ。果たしてその真意は?複雑な内面を抱え、俳優ならば誰もが演じてみたいと思う役柄であるこのスネイプを10年にわたって演じてきたのは英国が生んだ名優、アラン・リックマン。彼はこのスネイプという男ををどのように作り上げてきたのか?その裏側を語ってくれた。
映画第1作の段階で原作は3巻結末の読めない展開で役を作る難しさ
『ダイハード』に『ロビン・フッド』、近年では『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』など様々な作品で際立った存在感を見せるアラン・リックマン。だが、こうした『ハリー・ポッター』以外の作品やインタビュー、プレミアイベントなどで彼の顔を見ても、すぐにスネイプと結びつかないという人が多いのではないだろうか?黒髪が特徴的なスネイプだが、決して大げさなメイクによる“変身”が施されているわけではない。