暴力衝動を抱える少年と大人たちの葛藤映し出す『四月の余白』本予告編&場面写真
吉田恵輔監督最新作『四月の余白』より本予告編と新たな場面写真が解禁された。
本作は、人の痛みを理解できず、自己中心的な言動や暴力を繰り返す問題児の中学生・海斗(上阪隼人)、彼と出会い自身が寮長を務める更生施設「みらいの里」で面倒を見る西健吾(一ノ瀬ワタル)、そして海斗の担任教師で、悩む両親の様子や学校での態度を受けて海斗の「みらいの里」入寮を促す草野冬子(夏帆)が織りなす物語。
この度解禁された予告編では、左目に大きなアザを負った澤綾子(占部房子)が「あの子、普通じゃないんです」と、息子・海斗(上阪隼人)の言動に諦念をにじませる場面から始まる。
笑いながら同級生に向けて花火を放ち続け、コンクリートの塊で不良少年の足を叩き潰すなど、常軌を逸した暴力を繰り返す海斗。更生施設「みらいの里」の寮長・西(一ノ瀬ワタル)が語る「変われない子はいないと思います」という言葉とは裏腹に、入寮後も寮生の生島詩(山崎七海)を崖から蹴り落とし、命の危険にさらすなど、大きな事件を起こしてしまう。
留置所の面会に訪れた冬子(夏帆)が海斗を叱責すると、「先生、人が痛くても俺はちっとも痛くないんだけど」と言い放つ…。
さらに海斗の胸ぐらをつかんで必死に問いただす冬子の姿や、かつて半グレだった西に「あんた俺の足潰したんですよ」と詰め寄る海斗の父(篠原篤)など、緊迫したシーンが次々と映し出されていく。
理由なき暴力を繰り返す少年に向き合う大人たち、加害者と同じ寮で生きることを強いられる寮生たち、そして抑えきれない暴力衝動を抱える少年自身…。
それぞれの悲痛な叫びが交錯し、絶望と希望の狭間をさまよう、胸をえぐるような予告編となっている。
新たに解禁された場面写真でも、物語の核心を成す彼らの言葉にならない思いと葛藤が切り取られている。
『四月の余白』は6月26日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。
※吉田恵輔監督の「吉」、正しくは「つちよし」
※山崎七海の「崎」、正しくは「たつざき」
(シネマカフェ編集部)
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四月の余白 2026年6月26日より新宿ピカデリーほか全国にて公開
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