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「常に“今この瞬間”を生きているよう」穂志もえか、生々しい感情の揺らぎが宿る演技を監督絶賛『Never After Dark/ネバーアフターダーク』

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「常に“今この瞬間”を生きているよう」穂志もえか、生々しい感情の揺らぎが宿る演技を監督絶賛『Never After Dark/ネバーアフターダーク』


Netflixシリーズ「忍びの家 House of Ninjas」の賀来賢人とデイヴ・ボイルが、それぞれプロデューサー、脚本・監督を務めた映画『Never After Dark/ネバーアフターダーク』が6月5日(金)に日本公開。主演は、第76回エミー賞にて史上最多18部門を制覇した「SHOGUN 将軍」で世界を魅了した穂志もえか。「毎回芝居が変わるのが面白い」とデイヴ・ボイル監督も唸る穂志の即興的な表現力と、監督との化学反応に迫った。

霊にまつわる怪現象を解決するため、山奥に佇む洋館を訪れた霊媒師・愛里(穂志もえか)と死者である姉・美玖(稲垣来泉)の物語を描く本作。

霊媒師の一族に生まれ過酷な運命を背負い、どこか危うさを秘めた主人公・愛里を、穂志は繊細かつ大胆に体現した。

霊媒師の一族に生まれたバックグラウンドを持ち、ある事件で霊となった姉と死後もなお交流をしている愛里は極めて特殊なキャラクターであるため、デイヴ・ボイル監督と賀来はキャスティングに頭を悩ませていたという。

しかし、「SHOGUN 将軍」での穂志の演技に触れ、出演作を重ねて鑑賞する中で、穂志の“テクニックではなく心で芝居をする”という表現が“愛里の脆さ”と見事に重なると確信し、熱烈なオファーを送った。

実際にカフェで対面した際も、言葉を交わせば交わすほど「僕たちがイメージしていた愛里のイメージとピッタリだった。
だから穂志さんが帰られた後もデイヴと目を合わせて『絶対に彼女ですね』と。そう確信を持てるくらいの、すばらしい出会いでした」と、運命的なキャスティングができたことをふり返る。

“同じ芝居ができない”…演技の変化が「面白い」と監督


では、死んだ姉と共に全国の怪現象を解決して回るという特異な存在・愛里は、どのようにして形作られたのか。

監督は、愛里の過去について穂志と綿密に議論を重ね、死後の世界やスピリチュアリティに至るまで認識を共有することで信頼関係を築いていったという。

一方の穂志は「自分が主演だったこともあるかもしれませんが、すごくじっくりお芝居をさせてもらえました」と回顧する。「自分が腑に落ちなかったときにもう一回やらせていただけた」という環境も、納得のいく演技を追求する大きな支えとなったようだ。さらに、穂志が従来の現場では“技術不足”と感じていた“同じ芝居ができない”という自身の特性を、本作ではむしろ「面白い」と肯定され、監督によって新たな表現の可能性へと昇華されたのも大きな要因となっている。

「毎回感じていることが微妙に違うから、そのまま演じてしまう」という穂志のスタイルは、通常であれば編集上の制約になりかねない。
しかし、監督は「毎回お芝居が変わるのが面白い。次はまた違ったものが出てくるかもしれないから、もう一回観ていいですか」と穂志に語り掛け、その瞬間ごとに生まれる表現を尊重し、積極的に引き出していったという。

監督は穂志の演技について「常に“今この瞬間”を生きているように感じられた。彼女の演技が、この映画の芯になっていて、愛里というキャラクターを確かな存在にしてくれていると思います」と絶賛。

自身を「現場にたくさんアイデアを持っていくタイプじゃない」と語る穂志は、監督との信頼関係の中で自然と多様な表現が引き出され、「すごく楽しかった」と撮影をふり返っており、互いの強い信頼関係によって演技に化学反応が起き、愛里というキャラクターに息が吹き込まれたと語っている。

感情が揺れ動く様を緻密に表現…賀来賢人と緊張感あふれるシーン


そんなデイヴ・ボイル監督という理解者を得て、穂志がこれまでの役者人生で培ってきた表現力を存分に発揮しているシーンが、賀来演じる洋館のオーナーの息子・群治とお酒を飲むシーンだ。

穂志が「気持ち的にしんどいシーンでした」と語るほど感情の振れ幅が大きく複雑な場面で、楽しく会話をしている穏やかな空気から一転、群治の何気ないひと言が愛里の心の奥底に触れ、感情が揺れ動く様を緻密に表現していく。

「急に情緒不安定になったように見えないように、彼女にも何らかの事情があると伝わるためにはどのように表出させればいいのか、繊細に作り上げていきました」という言葉どおり、その演技には計算を超えた生々しい感情の揺らぎを宿らせている。


孤独、哀しみ、トラウマ、そして一瞬の希望――愛里という複雑な人物を通して、穂志は言葉にならない感情の機微を観客へと届ける。その演技は、その場で立ち上がる“真実の感情”として、観る者の心を深く揺さぶるはずだ。

『Never After Dark/ネバーアフターダーク』は6月5日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)

■関連作品:
Never After Dark/ネバーアフターダーク 2026年6月5日より公開
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