2011年7月27日 15:08
ヴェンダースが亡きダンサーに捧げる、世界初3Dアート映画『PINA 3D』日本公開決定!
(Photo:cinemacafe.net)
『パリ、テキサス』、『ベルリン・天使の詩』など、独特の情感あふれる世界観で数多くの映画ファンを魅了し、ドイツを代表する名匠ヴィム・ヴェンダース。カメラワークの名手である彼が、亡き盟友であり天才舞踊家のピナ・バウシュの生きた軌跡を、最新の3D技術を駆使してとらえたダンスドキュメンタリー『PINA 3D』(原題)がこのほど日本公開されることが決定した。
ドイツ生まれの舞踊家・振付家であり、演劇とダンスを融合させた独自の舞踊芸術を拓いてきた、ピナ・バウシュの世界。そして彼女の人生そのものとも言える「ヴッパタール舞踊団」の不朽の名作を映像に収めた本作。同郷のアーティストとして、バウシュとは長年親交が深かったヴェンダースは、何年にもわたって彼女とコラボすることを話しあい、ヴェンダースは最新のデジタル3D技術で彼女を撮ることを決意していた。だが、映画がプリプロに入った2009年、バウシュが突然亡くなってしまい、この映画は彼女へのトリビュートとして彼女のカンパニーである「Tanztheater Wuppertal」とコラボレーションして完成するに至った。
彼女から受けた影響についてヴェンダースはこう語る。