森田剛主演、マンガづくりに携わる迷えるオトナたちの物語『見上げてごらん』10月公開
森田剛主演、是枝裕和監督率いる映像制作集団・分福の新鋭監督2人、森本晶一、佐藤快磨のダブル監督で贈るヒューマンドラマ映画『見上げてごらん』が10月30日(金)より公開されることが決定した。
巨匠マンガ家のアシスタントを長年務める42歳の土屋輝一。マンガ家デビューした後輩や、別居中の有名声優の妻にモヤモヤし、おまけに一緒に暮らす高校受験を控えた愛娘ともなぜか気持ちがすれ違ってばかり。そんなとき、ある“仲間”と臨むマンガ企画が舞い込んだ。踏み出したその先に、やがて見つけたものは…。
森田剛が演じるのは、主人公の土屋輝一。別居中の妻は人気声優、高校受験を控えた娘のことを大事に思っているが、行き違いの日々。夢の賞味期限はとうに過ぎているが、まだまだ人生を模索している。
そんな土屋を演じる森田の新たな一面は、映画ファンを魅了するに違いない。
土屋を中心に描かれるのは、“何者にもならなくたっていい。肩肘張らなくても大丈夫”と思えてくる、ちょっと可笑しくて、ちょっと心を軽くしてくれる、迷えるオトナたちの物語。手掛けたのは、分福の新鋭、森本晶一と佐藤快磨のダブル監督だ。森本監督は、小泉堯史監督、降旗康男監督、是枝裕和監督らに師事、是枝監督の助監督(『万引き家族』(18)、『怪物』(23)など)を務めてきた。そんな彼自身の経験から着想を得た原案・オリジナル脚本にて、長編劇場映画監督デビューを果たす。
佐藤監督は、2014年に制作した『ガンバレとかうるせぇ』が、「ぴあフィルムフェスティバルPFFアワード2014」で映画ファン賞と観客賞を受賞、第19回釜山国際映画祭のコンペティション部門に出品。文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2015」に選ばれる。
長編劇場映画監督デビュー作『泣く子はいねぇが』(20)は第68回サンセバスチャン国際映画祭コンペティション部門最優秀撮影賞を受賞。本作が長編劇場映画2本目の監督作となる。
公開決定にあたり、モーフィング映像を用いたWEB限定のデジタル・ティザービジュアルが解禁となった。
今回解禁となったデジタル・ティザービジュアルは、森田演じる、主人公・土屋輝一の画像が、“マンガ風~水彩画風~リアル”と変わっていくモーフィング映像となっている。写真を撮影したのは、写真家として活躍する草野庸子。“土屋輝一”の気負わぬ表情に添えられた、「これでいいじゃん」というキャッチコピーは、“肩肘張らなくたって大丈夫じゃん”という土屋らしい言葉で本作を表現している。マンガの世界を描く本作らしい、デジタル・ティザービジュアルが完成した。
さらに主演・森田、森本監督、佐藤監督からのコメントも到着。
<森田剛 コメント>
土屋輝一役の森田剛です。
不思議な映画です。
2人の監督の魅力が詰まった作品になっていると思います。
是非劇場でご覧になって下さい。
よろしくお願いします。
<森本晶一監督 コメント>
こんにちは、監督の一人の森本です。『見上げてごらん』は、信頼するスタッフたち、大好きな俳優の皆さん、そしてこの10年間映画作りの事を語り合い、長い時間を従兄弟のように過ごしてきた親友・佐藤くんと、楽しみながら作った映画です。この映画には手にアセモができるようなスリリングな展開や、観た後に巳はカスだと自省するような高尚なメッセージ、つかの間の現実逃避をさせてくれるようなぶっ飛んだ世界観などはありません。
僕たちが目指したのは、ふつうの人間の、殊更ふつうな一面を見つけることです。自分が無意識のうちに抱いている、人に指摘されると恥ずかしい感情や、掃いて捨てるべき愚かな態度や言動をわざわざゴミ箱からひろい集め、繋がせていただきました。出来上がった映画は、ちょっと不思議なものになったと思います。よろしくお願いします。
<佐藤快磨監督 コメント>
もう一人の監督の佐藤です。今回ダブル監督という形で、森本さんと『見上げてごらん』を作りました。始動前に森本さんと決めたルールは2つ。役割の棲み分けはせず、常にふたりで話し合って決めること。
ふたりの会話は閉ざさず、オープンにすること。リハーサルや撮影、編集に至るまで、監督同士の会話がスタッフ、俳優部の皆さんとの対話の場へと自然に拡がり、そこでまた新たなアイデアが膨らんでいく、そんな現場だったように思います。本作は漫画業界の片隅に生きる人々を描いた映画です。日々の生活や仕事にまつわる交々、そこで生まれる可笑しみや切なさ、それらをこぼさないように撮影しました。ぜひ劇場でご覧ください。
『見上げてごらん』は10月30日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開。
(text:cinemacafe.net)