2011年8月9日 16:11
堺雅人「こういう日本だからこそ心に響く」 『日輪の遺産』に込められた思いを吐露
(Photo:cinemacafe.net)
映画『日輪の遺産』完成披露試写会が8月8日(月)、都内で開催され、主演の堺雅人をはじめ、福士誠治、ユースケ・サンタマリア、森迫永依、松本花奈、佐々部清監督が登壇。さらに、スペシャルゲストとして元ちとせが来場しイメージソング「永遠の調べ」を熱唱した。
浅田次郎の人気小説を映画化した本作。終戦間近、かつて日本軍が奪取したマッカーサーの財宝を戦後の復興資金とするために極秘裏に隠匿するように命じられた陸軍少佐とその部下たち、何も知らずに任務を手伝う女学校の生徒たちがたどる数奇な運命を描く。
まもなく、敗戦の8月15日を迎えるが、主人公の真柴について堺さんは「8月15日という、それまでのルールが崩れ、新しいルールが定まっていない見通しの悪い時代に、手探りしながら自分の考え方や生き方を作っていくという、懐の深い大人の魅力を持った人物だな、と思いながら演じていました」と語る。
女学生を引率する教師役のユースケさんは「男というのは、人生の中で一度や二度、愛する者や自分の大事にしてるもののため、命をかける瞬間があるかもしれないので、僕たちはいいのですが、かわいい女の子たちが過酷な運命に巻き込まれていくというのが可哀想で可哀想で…。