『THE FIRST SLAM DUNK』好きな人は多分ハマる『ブルーロック』スポーツ×アクション描写が好評
累計発行部数6500万部突破の大人気サッカー漫画を実写映画化した『ブルーロック』。本作の映像描写について、制作陣は映画『THE FIRST SLAM DUNK』を参考にしたことを明かしている。
現在絶賛公開中の映画『ブルーロック』。『キングダム』『ゴールデンカムイ』シリーズ、『国宝』などを手掛けるCREDEUSが製作を担った本作は、劇中のサッカー描写やプレーシーンが非常に好評だ。
SNSやレビューサイトでも、「セットもすごいしアクションもすごかった」「映像化において難しいサッカーの描写を漫画的映像化を逃げず描いた熱いスポ根漫画映画」「ありえねぇ設定もこんなんありかよなスーパープレーも説得力持たせる画作り出来てて大変良き」と絶賛の声が溢れている。
そんな映像表現をどうやって実現させたのか――ヒントはあの大ヒット映画にあったようだ。
■映画『THE FIRST SLAM DUNK』を参考に
そもそも『ブルーロック』は、スポーツ漫画である一方、アクション要素が非常に多い作品でもある。非現実的に見えるスーパープレイを、漫画やアニメの中では視覚的に表現することができるが、実写ではそうはいかない。
CHASEREDEUSの松橋真三プロデューサーは、「誰もやったことのないプレーシーンを撮影するわけですから、様々なことを事前に検証する必要がありました。カメラをどうやって走らせるのか、そもそも現実的に想定のカメラワークが可能なのか、無理だった場合はそれにどう対処するのか。実際の人間に動いてもらいながら検証を続け、その映像を編集していきました」と明かす。
CHASEREDEUSの千田幸子プロデューサーも、「ある意味この映画は8割がスポーツ=アクション描写なので、表現としてとても難しいですし、膨大な撮影時間がかかる」とその難しさを語っている。
そんななか参考になったのが、モーションキャプチャを駆使した映画『THE FIRST SLAM DUNK』だったという。そこで、実写とアニメの中間とも言える3Dアニメーション界で活躍するストーリーボードアーティストが作成するストーリーボードを採用し、撮影前にこのストーリーボードをもとに検証を行い、実際の撮影に移ったそうだ。
そして、その後の編集は映画『THE FIRST SLAM DUNK』の瀧田隆一氏が担当。要所要所で印象的な音楽も効果的に使われ、非常に迫力があり、見応えのあるシーンが完成していった(参考:公式HPプロダクションノート)。
実はSNSやレビューサイトで「途中からTHE FIRST SLAMDUNKみたい、キングダムみたいだなぁと思って見ていた」「ハイキューやスラムダンク好きな人は楽しめると思います」「First Slam Dunkと同じく、音楽と映像の相乗効果が気持ちいい」と『THE FIRST SLAM DUNK』を引き合いに出すコメントをいくつか見かけたのだが、それも納得なのである。
ほかにも、終盤で描かれる緊迫した空気感と臨場感、息を呑む試合展開に感動の結末など、両作品には似ているところがあると思う。
■今後の巻き返しに期待!
本作は、主人公・潔世一役を務めた高橋文哉をはじめ、蜂楽廻役の櫻井海音や凪誠士郎役のK(&TEAM)などキャストのキャラクター再現度や魅せるプレーもすでに話題で、「実写映画の期待値を超えた」「実写化アレルギーは理解できる でも観て欲しい 裏切らないから」「まじでブルーロックの実写、近年稀に見る大成功やと思う」など絶賛のコメントが多く寄せられている。
しかし、『映画ちいかわ』『トイ・ストーリー5』『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』『キングダム 魂の決戦』など競合作品の影響もあり、週末3日間の観客動員数は初登場にして8位と少し寂しい出だしとなった。
個人的にも人気漫画の実写映画として間違いなく成功の部類に入る作品だと思っているので、口コミ効果などで今後の巻き返しに期待したい。
そしてさらに個人的なことだが、すでにこの映画の先が観たくて仕方がないのである。夢のまた夢かもしれないが、実写での映像が絶対に不可能と思っていた、ブルーロックの集大成「U-20戦」。本作を観て、この「U-20戦」も実写化が可能な気がしてきた。
実写であの兄(最推し)と弟(推し)の兄弟対決が見れたら、どれだけ凄いことだろう(きっと泣いてしまう)。
『ブルーロック』は全国にて公開中。
(りんごあめり)
■関連作品:
ブルーロック 2026年8月7日より全国にて公開
©金城宗幸・ノ村優介/講談社©CK WORKS