田中麗奈が“生霊”となって嫉妬に燃える! 『源氏物語』新カット披露
(Photo:cinemacafe.net)
作家・高山由紀子の「源氏物語 悲しみの皇子」(角川書店刊)を原作に、生田斗真ほか豪華キャストを迎え、紫式部が「源氏物語」を執筆する現世と光源氏の生きる物語を描いた映画『源氏物語千年の謎』。光源氏との恋愛を繰り広げる数々の美しき姫君たちの中で、嫉妬に狂う苦悩の美女・六条御息所役の田中麗奈の劇中カットがこのほど披露された。
田中さんが今回演じる六条御息所は、前の東宮の妃であり、教養も理性も兼ね備えた美女でありながら、年下の光源氏に恋をしたことで嫉妬に狂い、光源氏の正妻・葵の上(多部未華子)や彼の愛人・夕顔(芦名星)を生霊となって殺めていく。“生霊”役ということで、田中さんは特殊メイクを施し、獲物を絡め取る蜘蛛の巣をイメージした特注の衣裳をまとい、これまでの爽やかなイメージを一新するミステリアスな役どころを熱演。さらにワイヤーロープを用いての撮影にも挑んでいる。
この難しい役をつくるうえで、「源氏物語」にまつわる映像や著書の数々から六条御息所という女性を研究したという田中さんは、「(研究で得た)それらを身体の中に取り入れる感じと、こんな風な女性に…という希望、それからただ苦しい恋をしてしまった女性の一人というイメージで演じさせていただきました」