『コンテイジョン』ジュード・ロウ インタビュー 自身の役は「観客の判断に委ねる」
(Photo:cinemacafe.net)
『オーシャンズ』シリーズのスティーヴン・ソダ―バーグ監督が手がける注目の最新作『コンテイジョン』がいよいよ日本公開となる。マット・デイモンやマリオン・コティヤールといった並み居るオスカー俳優たちとの競演で、彼らを喰うほどの名演を本作で披露するジュード・ロウが、作品の見どころについて語ってくれた。
接触感染で広がり数日で命を落とすほどの新種ウイルスが発見され、瞬く間にアメリカや日本を始め世界中に感染が拡大。アメリカ疫病予防センターと世界保健機構は調査とワクチン開発を急ぐが、彼らの本当の敵はウイルスではなく、パニックに陥る人間の心理だった――。
世界規模で未曾有の緊急事態に陥った人間の“恐怖”を克明に描き出した本作でジュードが演じるのは、その新型ウイルスの存在に初めて気づき、政府が隠ぺいする事実を全世界に知らしめようとするフリージャーナリストのアラン・クラムウィディ。民衆に全てを明かそうとする正義が彼を突き動かすのだが、そのジャーナリスト魂によって公開された真実こそが未曾有のパニックの元凶に…。世界的パニックの張本人とも言える、一筋縄ではいかない役どころをジュードはこう語る。