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第36回報知映画賞、『八日目の蟬』が作品賞&主演女優賞の2冠!

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第36回報知映画賞、『八日目の蟬』が作品賞&主演女優賞の2冠!

(Photo:cinemacafe.net)

年末の国内外の映画賞レースがスタートする中、先陣を切ってこのほど「第36回報知映画賞」の全9部門が発表された。栄えある作品賞・邦画部門に選ばれたのは角田光代原作、成島出監督の『八日目の蟬』。本作の主演を務めた永作博美が主演女優賞に輝き、本作が2冠を達成した。

『八日目の蟬』と同じく2冠に輝いたのはスマッシュヒットを記録した衝撃作『冷たい熱帯魚』。本作以外にも『恋の罪』、『ヒミズ』と次から次へと話題作を繰り出す園子温監督が監督賞、本作で猟奇的な演技を見せたでんでんが助演男優賞を獲得した。主演男優賞の堺雅人(『武士の家計簿』、『日輪の遺産』、『ツレがうつになりまして。』)は2008年の助演男優賞に続き2度目の受賞。同じく、主演女優賞の永作さんも2007年の助演女優賞に続き2度目、さらに助演女優賞の宮本信子(『阪急電車片道15分の奇跡』)は1984年の特別賞に続き2度目の受賞を果たした。


新人賞を獲得したのはドキュメンタリー『エンディングノート』で余命宣告された自身の父親をユーモアを交えて映し出した女性監督の砂田麻美。新人賞に監督が選ばれるのは12年ぶりの快挙となる。さらに、『大鹿村騒動記』が遺作となった名優・原田芳雄、日本最高齢の現役監督、新藤兼人監督(『一枚のハガキ』)に特別賞が授与された。そして、先日のブラッド・ピット来日で注目を集めた最新主演作『マネーボール』が作品賞・海外部門に選ばれた。

今後の賞レースに顔を並べるメンバーはいかに?これからの展開が楽しみなところ。同賞表彰式は12月21日(水)、ザ・プリンス パークタワー東京にて開催される予定。

第36回報知映画賞 受賞一覧

作品賞・邦画部門:『八日目の蟬』
監督賞:園子温監督
主演男優賞:堺雅人
主演女優賞:永作博美
助演男優賞:でんでん
助演女優賞:宮本信子
新人賞:砂田麻美監督
作品賞 海外部門:『マネーボール』
特別賞:新藤兼人監督、原田芳雄

■関連作品:
マネーボール 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開
大鹿村騒動記 2011年7月16日より全国にて公開
© 2011「大鹿村騒動記」製作委員会一枚のハガキ 2011年8月6日よりテアトル新宿ほか全国にて公開
© 2011「一枚のハガキ」近代映画協会/渡辺商事/プランダスエンディングノート 2011年10月1日より新宿ピカデリーほか全国にて公開
© 2011「エンディングノート」製作委員会阪急電車片道15分の奇跡 2011年4月29日より全国東宝系にて公開
© 2011「阪急電車」製作委員会武士の家計簿 2010年12月4日より全国にて公開
© 2010「武士の家計簿」製作委員会ツレがうつになりまして。 2011年10月8日より公開
© 2011「ツレがうつになりまして。」製作委員会日輪の遺産 2011年8月27日より全国にて公開
© 2011『日輪の遺産』製作委員会冷たい熱帯魚 2011年1月29日よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開
© NIKKATSU八日目の蟬 2011年4月29日より全国にて公開
© 2011「八日目の蟬」製作委員会

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