天海祐希「まるで母親の気持ち」 スピルバーグも認める天才子役と再会
(Photo:cinemacafe.net)
ロボットが人間に取って代わり、格闘技のリングに上がる世界を舞台に、時代遅れとなったボクサーのチャーリー(ヒュー・ジャックマン)が、長年離ればなれに暮らしていた息子のマックス(ダコタ)と再会。旧式の格闘ロボット“アトム”との出会いを機に、運命を変える戦いに臨む姿を感動的に描く。
現在12歳のダコタは、あのスピルバーグをして「奇跡の少年」と言わしめた天才子役。この日は壇上で堂々と挨拶し、記者からの質疑にもそつなく対応する一方で、レッドカーペット上の写真撮影ポイントをうっかりスルーしてしまうお茶目な一面も披露してくれた。「日本に来ることができて、本当にうれしいよ。日本は地震や津波があって、とても大変だったと思う。この映画は、たとえ悪い時期であっても一生懸命に努力し夢に向かっていけば、きっといい日が来るということを描いているんだ」と見どころを語った。
「この特別な少年がいなければ、作品は決して成功しなかった。誠実であり、実に子供らしい存在」とダコタの魅力を語るのはレヴィ監督。「タイトル(『リアル・スティール』)は、ロボットの素材である鋼鉄を表すのはもちろん、父と子のまるで鋼鉄のように強い絆を表現しているんだ」と作品の“熱さ”そのままに熱っぽいアピールだ。
そんな2人とL.A.で開催された本作のワールド・プレミア(10月開催)以来の再会を果たした天海さんは「前回はアウェーでしたが、今回はホーム。どーんと構えてお迎えしているつもり」と余裕の表情。ところが、ダコタが「『beautiful』は日本語で何て言うの?キレイ?天海さんは(日本語で)キレイ」と再会した感想を語ると、途端に恥ずかしそうな表情に。「まるで母親の気持ちですよ」ともらし、「一人の俳優として素晴らしいし、実際会ってみるとシャイで聡明な美少年」とメロメロになっていた。
天海さんは今回、本作の日本語吹き替えに初挑戦。
主人公を優しく見守る女性・ベイリー役を演じているが、「素晴らしい作品なので、少しでも力になれれば。人との強い絆がたくさん描かれた作品。男性向けの作品に思われるかもしれないけど、女性が観れば、男性のことがよく理解できるはず」と女性ならではのおすすめポイントを教えてくれた。
『リアル・スティール』は12月9日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。
『リアル・スティール』独占試写会レポート
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■関連作品:
リアル・スティール 2011年12月9日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開
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