阿部サダヲが南の楽園でサバイバル! 椎名誠の傑作小説「ぱいかじ南海作戦」映画化
(Photo:cinemacafe.net)
2004年に刊行され“現代版ロビンソン・クルーソー”と評された椎名誠の小説「ぱいかじ南海作戦」が、このほど主演に阿部サダヲ、さらに永山絢斗、貫地谷しほり、佐々木希ら若手人気キャスト陣を迎えて映画化することが決定した。
リストラと離婚を機に唐突に南の果ての西表島に飛んだ主人公・佐々木が、そこで4人組のホームレスに全財産と全荷物を盗まれてしまったのをきっかけにして、島にやってきた3人の若い男女と奇妙な海浜生活をしていく姿をユーモアたっぷりに描く冒険活劇。そんな奇妙な共同生活の最中、佐々木は全財産を盗んだホームレスのうわさを聞き、リベンジをするべく“ぱいかじ南海作戦”に挑む!
本作のタイトルにある「ぱいかじ」とは、沖縄地方の方言で“南から吹く風”という意味。原作を忠実に再現するため、約1か月にわたりオール西表島ロケが敢行され、透き通る海と突き抜ける青い空をもつ“現代のパラダイス”とも言える西表島の自然をスクリーンいっぱいに表現する。大自然でのロケとあって、撮影中には幾度にもわたる地震やスコールのような雨の連続に見舞われ、まさに“サバイバル”な撮影となったが、強風で何度テントが飛ばされても、くじけることなく組み立てなおしては撮影を敢行し、11月末に無事クランクアップした。