(Photo:cinemacafe.net)
映画『聯合艦隊司令長官 山本五十六 −太平洋戦争70年目の真実−』が日本外国人特派員協会(東京・有楽町)にて12月10日(土)に上映され、主演の役所広司と成島出監督、プロデューサーの小滝祥平が記者会見に臨んだ。
戦争に反対する立場でありながら司令長官として日米開戦の口火を切ることになった山本五十六。彼の葛藤や苦悩、そしてブーゲンビル上空に散るまでの半生を描きつつ、新たな視点で太平洋戦争の姿を綴る。
「恥ずかしながら山本五十六についてこれまでほとんど知らなかった。子供の頃に、三船敏郎さんが演じている映画を観て、三船さんのイメージでした」と明かす役所さん。今回演じるにあたって「日本が間違った方向に行かないようにと、ずっと考えていた軍人。どういう喋り方をして、どういう顔で部下の話を聞いていたのか?そういうことを1カット1カット注意して演じました」と真摯に語り、「映画の力は下手な外交よりも良いものだと信じています。世界中の人々にこういう戦争があったと知ってもらいたい」と呼びかけた。
外国人記者からは日本の戦争における加害責任を問う声もあったが、小滝プロデューサーは「歴史は球体であり、光の当て方によって見方が変わる。