くらし情報『加瀬亮、映画への“愛”「10年前の僕と今の僕。等身大の自分から始めるしかない」』

加瀬亮、映画への“愛”「10年前の僕と今の僕。等身大の自分から始めるしかない」

僕が『マイ・プライベート・アイダホ』が好きだって言っていたのを雑誌の編集の方が覚えていてくださって、対談を組んでくれたんです。監督の映画はほとんど観ていて、大好きな監督なのでそのときは緊張しすぎてあまり話せなかったんです。メールアドレスも教えてもらったのに、恐れ多くてメールもできなくて…。それでも、新しい映画を持って来日するたびに事務所に連絡をくれて、『今キャストのみんなと来日しているから遊びに来いよ、一緒に飯に行こう、自分は取材で忙しいからキャストをどこかに連れていってやってくれ』とか、声をかけてくれて、交流は続いていました。そして、今回の映画で初めて(僕のところに)メールが来て…。“とても良かったです”と、脚本の感想を送ると、じゃあオーディションを受けてくれって」。今回の撮影の舞台、監督の故郷・ポートランドへ向かうことに。

映画はキャスティングで決まるという人もいるように、ヒロシ役は加瀬さん以外に考えられないほどのベストキャスティングと言えるだろう。
しかも「えっ?」と意表を突く幽霊としてスクリーンにたたずむ。ガス・ヴァン・サント監督への賛辞はこうだ。「監督はまっすぐにくる(表現する)

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