一癖アリな恋愛から戦士まで…2012年楽しみたい、ユアン・マクレガーの七変化
ワイルドな男の色気を漂わせるマイケルとは対照的に、『人生はビギナーズ』でユアン扮する主人公・オリヴァーは、38歳にして自分の殻に閉じこもりがちで人生の路頭に迷い中。同じ独身男と言えど、マイケルと違って人と距離を置いて生きてきたオリヴァーは当然、恋愛も長続きしたことがない。そんなある日、がんを患った父親からゲイであることをカミングアウトされた彼は、新たな人生を謳歌する父親の姿に感化され、いままで通り過ぎてきた自分自身の“愛”と正面から向き合っていく。そんな彼にそっと寄り添い優しく包み込むのが、自由奔放で風変わりな女性、アナ。演じるフランス出身の女優、メラニー・ロランと自然に溶け合っていく男女の、初恋に似た恋愛感情を魅せる一方で、どこか放っておけない独身男子ぶりが母性本能をくすぐる。
対照的な魅力をもつ2つのラブストーリーとは別に、こちらの作品では壮大な戦いに身を投じる戦士役に挑戦。その作品とは、『X−MEN』シリーズで知られるヒットメイカー、ブライアン・シンガー監督による3Dアクション・アドベンチャー『ジャック・ザ・ジャイアント・キラー』(原題)。童話「ジャックと豆の木」を原作に、古代に繰り広げられた人間と巨人たちの壮大な戦いを描いている。