剛力彩芽、感激の涙! 被災地ロケの感動作『カルテット!』がついに全国公開
(Photo:cinemacafe.net)
クランクイン直前に東日本大震災が発生し、液状化の被害を受けた千葉県・浦安で撮影された感動作『カルテット!』が浦安・シネマイクスピアリでの先行公開に続き、1月7日(土)、ついに全国公開された。同日、東京・丸の内ピカデリーで高杉真宙、剛力彩芽、鶴田真由、由紀さおり、三村順一監督が初日舞台挨拶に登壇。剛力さんは「震災が起きてしまって、私も何か力になれればと思って撮影に臨んだが、逆に多くのみなさんに支えられた」と感激の涙で、作品の船出に感無量の面持ちだった。
父親(細川茂樹)のリストラを機に不協和音が響く家族が、“カルテット”結成を通して、絆を確かめ合う姿を描いたヒューマン・ドラマで、「宮城出身のスタッフには、震災で家族を失った人も。撮影はまず黙とうで始まった。液状化の影響でロケ地探しをやり直し、俳優さんやスタッフには変則的なスケジュールで苦労をかけた」(三村監督)。
将来を有望視されている中学生バイオリニストを演じたのは、約300人の中からオーディションで選ばれた高杉さん。役柄とは裏腹に「バイオリンを弾いたこともなければ、音符も読めなかった」というが、約2か月に及ぶ猛練習の成果もあり、劇中では見事な演奏を披露。