ユアン・マクレガー インタビュー「気恥ずかしさなんて気にしない、恋愛映画が好き」
感覚が失われていく設定で演じるラブストーリーとはどんなものだったのだろうか?
「一番難しかったのは聴覚だった。聴覚を失った設定のシーンでは、音に反応できないからね。エヴァとお互いに『それは聞こえないはずだから反応しちゃダメだよ』と注意しあっていた。自分で音を立てることは出来るのに、相手が立てる音は聞こえないというギャップを演じるのが難しかったね」。
時に激しく、そして時に穏やかさを帯びた恋愛模様を共に演じたエヴァについては「リハーサルが始まったときから僕たちならうまくやっていけると直感した」というユアン。自身の故郷であるスコットランドでの撮影も満足のいくものとなったようだ。
「彼女のことはまず一人の人間として好きだ。とてもドライで機知に富んでいるし、すごく変わったユーモアの持ち主で、そこが好きだ。
エヴァに今回、スコットランドやグラスゴーを紹介できて嬉しかったよ。いい週末も過ごせたし、仲良くなれて最高だった」。
そんなユアンにとって本作は、ある夢を叶えた特別な作品となった。自身の叔父であり、俳優を目指すきっかけとなったデニス・ローソンとの初共演である。
「叔父とは俳優としていつも共演したいと思っていたんだ。