2012年1月11日 11:42
『フライトナイト』C・ギレスピー監督 傑作恋愛映画の次に未知のホラーに挑んだワケ
(Photo:cinemacafe.net)
1985年、古典的となっていた“吸血鬼モノ”に新たな風を吹き込み、不動のジャンルとして確立させた伝説のホラー『フライトナイト』。ホラーファンに愛されてきたこの一作が四半世紀を経て、『フライトナイト/恐怖の夜』として3Dで甦った。オリジナルファンの期待を背負う形で本作に挑んだのは、『ラースと、その彼女』で一躍脚光を集めた気鋭、クレイグ・ギレスピー監督。ホラーは全く未知の領域だった彼がなぜ、いまこの映画のリメイクに挑もうと思ったのか?話を聞いた。
『ラースと、その彼女』では、リアルドールに恋してしまった内気な青年のラブストーリーと成長をユーモアたっぷりに描き、各国の映画祭で喝采を浴びたギレスピー監督。次なる映画として本作に挑む決め手となったのは、手渡されたマーティ・ノクソン(「バフィー ~恋する十字架~」)の脚本だったという。
「(脚本に描かれた)ヴァンパイアのキャラクターが特に気に入りました。カリスマ性があって、クレイジーな“プレデター”なんだ。
こんなのはいままでに見たことがないし、ヴァンパイアとして変わっていて面白いと思った。ヴァンパイアが恐怖だった時代は、人々はヴァンパイアを捕まえようとしたんだよね。