くらし情報『『フライトナイト』C・ギレスピー監督 傑作恋愛映画の次に未知のホラーに挑んだワケ』

2012年1月11日 11:42

『フライトナイト』C・ギレスピー監督 傑作恋愛映画の次に未知のホラーに挑んだワケ

また、キャスティングや撮影現場においても、私に大きな選択権を与えてくれたんだ」。

その中でフィルムメーカーとしての新たな挑戦となったのが、3D撮影によるホラー作り。曰く「カメラをキャラクターの一人として扱うこと」は未知なる体験だったそう。
「私のこれまでの作品は、演技力がものを言うものだったから、カメラはできるだけその存在を気づかれないように扱う必要があった。しかしこの映画では、カメラが主要キャラクターとして機能し、廊下や別の人物の周囲をこっそりと移動したりすることで、サスペンスや恐怖心や動揺をあおっている。実に楽しい撮影だったよ。また、3Dのカメラは40キロもあってとにかく巨大なので、手持ちカメラのように機動的に使えない。おかしな話だけど、この作品では古典的な撮影方式に逆戻りしたんだ。
大掛かりな長いドリーを使って、あらゆる演技を1テイクで収めるためにカメラの動きを周到に決めていったんだ。そういう優美なモノ作りは楽しいものだよ」。

いわゆるホラー的な恐怖とユーモアを絶妙な按配でミックスさせ、勇敢なヒーローVSヒールの対決だけでなく、人間臭い青春ドラマで観る者を楽しませてくれる本作。その立役者である、アントン・イェルチンとコリン・ファレルについても監督は手放しで絶賛する。

新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.