鬼才デヴィット・フィンチャー、オスカー候補女優を「パーフェクト!」とベタ褒め
(Photo:cinemacafe.net)
先日、発表された本年度アカデミー賞に主演女優賞を含む5部門にノミネートされ、すでに公開を迎えているアメリカでは大ヒットを記録中の本作。スウェーデン有数の財閥・ヴァンゲル家から依頼を受けた記者・ミカエル(ダニエル・クレイグ)と、天才的な資料収集能力の持ち主リスベット(ルーニー・マーラ)が、40年前に起こった失踪事件の真相に挑んでいく姿を描く――。
イベント冒頭、世界的な水墨画家・小林東雲さんが舞台に登壇するや、「天をぶち破るくらいヒットしてほしい」との思いを込めて、壇上に設置された真っ白なキャンパスに巨大な“ドラゴン”を描き、客席を圧倒。さらに、本作のテーマソングに合わせて6人のダンサーを引き連れてモデルの菜々緒さんがランウェイを颯爽と歩き、集まった観客たちの目を釘付けにした。
興奮する客席を前にして、ルーニーとフィンチャー監督が登壇すると、盛り上がりは最高潮に。司会者に一言ずつ挨拶を促されると、フィンチャー監督は「立派な挨拶を考えていたのですが、映画が長いので挨拶は短めにしておきます」、ルーニーは「ハ~イ」と本当に“一言”だけの挨拶で済まし会場の笑いを誘った。
今回の映画化のきっかけを聞かれたフィンチャー監督は、「ベストセラー小説だったからです(笑)…というのは冗談で、登場する2人のキャラクターに惚れ込んだからです」と、鬼才と称される監督とは思えないお茶目な一面を見せた。
ギャップと言えば、劇中ではエキセントリックなファッションとヘアスタイルが目を引くルーニーだが、この日は真っ白のワンピースで登場し客席を驚かせた。役作りはまさに“変身”であった彼女に、リスベットとの共通点を聞くと「監督にはシャイなところだと言われています。個人的には人見知りなところだと思います」と回答。さらに、ダニエル・クレイグとの共演については「とても素晴らしい体験でした。彼は素晴らしい俳優なので、とても楽しかった」と明かした。オスカー候補に名を連ね、世界中から一目置かれる存在となったルーニーだが、そんな彼女について、フィンチャー監督は「みなさんが見て分かるとおり、(ルーニーは)パーフェクト!」と最大の称賛を贈っていた。
『ドラゴン・タトゥーの女』は、2月10日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。
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ドラゴン・タトゥーの女 2012年2月10日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開
© 2011 Sony Pictures Digital Inc. All Rights Reserved.第84回アカデミー賞 [アワード] 2012年2月26日(現地時間)、ハリウッド・コダックシアターにて授賞式が開催
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