天才少年、トーマス・ホーンが初来日! オスカー俳優との共演語る
(Photo:cinemacafe.net)
第84回アカデミー賞で作品賞を始め2部門にノミネートされている感動作『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』に出演し、トム・ハンクス&サンドラ・ブロックというオスカー俳優2人に負けない存在感を発揮した天才少年、トーマス・ホーン君(14歳)が初来日。2月14日(火)、都内で記者会見を行い、名優との共演や撮影の舞台裏、作品が描くテーマについて語ってくれた。
世界中を悲しみに包んだ「9.11」に、最愛の父親(トム)を失ったオスカー(ホーン君)は、亡き父が残した“鍵”に合う鍵穴を探そうと、わずかな手がかりを頼りにニューヨークの町に飛び出した。まるで心の喪失を埋めるかのように、鍵穴探しに没頭する息子に、悲しみが癒えない母親(サンドラ)はどう接したらいいか分からず…。
ホーン君は、プロの演技経験が皆無にも関わらず、スティーヴン・ダルドリー監督(『リトル・ダンサー』)によって主役級のキャラクターに大抜てき。ほぼ全編出ずっぱりで、“魂の旅路”ともいうべきオスカー少年の冒険を繊細かつパワフルに演じきっている。「2か月のリハーサルで、監督やスタッフから演技指導を受け、キャラクターを深く理解したり、感情をより強く表現できるようになったんだ。