ヒットメイカー堤幸彦がエンタメ性を封印!モノクロ映画『MY HOUSE』画像公開
(Photo:cinemacafe.net)
「TRICK」シリーズに『20世紀少年』、『BECK』など数多くのヒット作を生み出し、日本エンタメ界を背負って立つ奇才・堤幸彦監督。人気コミックの映像化からオリジナル作品まで、常に革新的な表現にチャレンジしてきた彼が、これまでと全く異なるアプローチで撮影した映画『MY HOUSE』が5月26日(土)より公開される。その内容とは…?謎の多い本作のビジュアルがこのほど解禁となった。
先日アカデミー賞で最多5部門の栄冠に輝いた『アーティスト』がきっかけとなり、いま映画界の中で注目を集めているモノクロ作品。3DCGを始め映像技術が発達し、様々な映像表現が可能となっている中でかえってその新鮮な魅力が再発見されたわけだが、この潮流を先取りするように、堤監督はこれまでの情報量の多い画や音楽でエンターテインメント性を高めるという自身の作風を封印し、今回モノクロ映画に挑んだ。
堤監督が本作で描くのは、コストゼロの家を提唱し各界から注目を集める、建築家で作家の坂口恭平の「ホームレス生活」。2007年、某雑誌に掲載されていた坂口氏の生活に関する記事を読み、既成概念を打ち破る彼の生き方に触発された堤監督は、構想5年の末、故郷・名古屋でメガホンを取った。