くらし情報『メリル・ストリープ、サッチャー元首相役で「親の世代について学ぶ機会をもらった」』

2012年3月7日 13:16

メリル・ストリープ、サッチャー元首相役で「親の世代について学ぶ機会をもらった」

(Photo:cinemacafe.net)

(Photo:cinemacafe.net)

『マーガレット・サッチャー鉄の女の涙』で自身2度目のアカデミー賞主演女優賞を獲得し、現在来日中のメリル・ストリープが3月7日(水)に都内で開催された記者会見にフィリダ・ロイド監督と共に出席した。

“鉄の女”と言われた英国初の女性首相マーガレット・サッチャーが政界を上り詰めていく軌跡と、その裏での家族との関係や苦悩を描いた本作。『クレイマー、クレイマー』での助演女優賞、『ソフィーの選択』での主演女優賞に続いて、メリルに通算3つ目のオスカー像をもたらした。

マーガレット・サッチャーという人物について、メリルは「首相になっても決して女性らしさを失うことがなかった人物だと感じています。政界という男性社会の中でも彼女はハンドバッグを持ち、ヒラヒラの服を着続けました。一方で涙や笑顔という女性の弱さを見せることを自分自身に許さない強さを持っていました。だからこそ“鉄の女”と呼ばれるのでしょうね」と語る。

監督はサッチャーが下層中産階級(ロウワーミドル)出身であることに触れ、「自らの出自を忘れることなく世の中で重視されてこなかった層、普通の人々の気持ちが分かるということが彼女の魅力と言えるのではないでしょうか」

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